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ニューモデル 2018.8.4

【週刊クルマのミライ】軽1BOXの「もっとも過酷な使われ方」とは? ホンダN-VANの開発エンジニアに聞く

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ホンダが軽商用1BOXのニューモデルとして「N-VAN」をデビューさせました。ホンダにおいてはアクティの後継モデル、ライバルはスズキ・エブリイやダイハツ・ハイゼットカーゴとなります。

アクティはミッドシップのリヤ駆動、エブリイとハイゼットはフロントエンジン・リヤ駆動のFRレイアウトとなっていますが、N-VANは乗用車由来のFFプラットフォームから生み出された商用バンというのが時代の変化を感じさせます。

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とはいえ、乗用車のメインがFFになってから何十年も経っていますが、商用バンがリヤ駆動にこだわってきたのには意味があります。たくさんの荷物を積んだ際にトラクションを確保するのに有利だとか、全長が制限される軽自動車において荷室長を確保するのに有利だからといった理由があるのです。

まさにN-VANは型破りな商用バンというわけです。

もちろん、このチャレンジにおいてはしっかりとリサーチをしています。リアルな要求性能を満たせるかどうかも十分に検討されていることは言うまでもありません。

ですから、最大積載量は軽自動車の規格いっぱいとなる350kg(2名乗車時)を実現しています。基本的には格納することを前提としていますが、ヘッドレストを備えた後席も用意、しっかりと4名乗車としています。FFの軽商用バンとしてはダイハツからハイゼットキャディーという先達がいますが、ハイゼットキャディーが乗車定員2名・最大積載量150kgとなっているのに対して、N-VANはフルスペックを満たしているのです。

さらに開発においては、プロユースの現場からのリサーチも繰り返したといいます。複数の開発エンジニア氏に、そうしたユーザーリサーチの話をうかがったのですが、もっともタフな使い方をしているユーザーのニーズを満たすには、並々ならぬ苦労もあったそうです。

では、軽商用バンにおいてもっとも厳しい使い方をするユーザーとは、どんな職種・業界なのでしょうか?

常に工具などを積んでいる業種、重い設備を備えた移動店舗車などを想定しての質問でしたが、その疑問に対しては「宅配便です」と即答がありました。

ストップ・アンド・ゴーを繰り返し、またエンジンの停止・始動をなんども行なう宅配便の使い方は、クルマにとってシビアなコンディションなのだそうです。テールゲートやスライドドアの開閉回数も多く、そうした耐久性の設定においても宅配便用途は群を抜いて厳しいのだとか。

また、意外なところではキーの開け閉め回数も多いためキーシリンダーの摩耗も激しいのだそうです。さらに、繁忙期には350kgのフル積載状態で使われることも珍しくないといいます。

助手席まで格納して荷室とするアイデアを採用したN-VANは低床プラットフォームなこともあってアクティに比べて荷室容量が圧倒的に増えています。小さな段ボール箱(380×310×280mmサイズ)で比べると、アクティに収まるのが58個となのに対して、N-VANは71個も積むことができるといいます。さらに助手席側をBピラーレスの大開口としたことで荷物の積み降ろしもしやすくなっています。

こうした使い勝手の良さは、まさに宅配便での使用においてメリットとなるものです。細かい部分では、乗り降りの回数が増えることにシートのデザインを考慮することで対応。頻・壓にこすれてもシート地が破れにくいようになっているのもユーザーの希望を受けてのポイントとなっています。

さらにN-VANは、先進安全装備「ホンダセンシング」を全車標準装備としています。ミリ波レーダーと単眼カメラを用いたホンダセンシングはAEBS(衝突被害軽減ブレーキ)やADAS(先進運転支援システム)において軽商用バンとしては圧倒的な性能を持っています。走行距離が長い働くクルマだからこそ、こうした先進安全装備が交通事故の低減に効果的なのは容易に想像できるところ。

N-VANの普及によって働くクルマの事故が減れば、それだけ社会的な損失も減ることが期待できますし、働くドライバーの労働環境改善にもつながることになりそうです。全車オートエアコン採用というのも、ドライバーにはうれしいポイントかもしれません。

■ホンダN-VAN L Honda SENSING(FF)主要スペック車両型式:HBD-JJ1全長:3395mm全幅:1475mm全高:1945mmホイールベース:2520mm車両重量:950kg乗車定員:4名エンジン型式:S07Bエンジン形式:直列3気筒DOHC総排気量:658cc最高出力:39kW(53PS)/6800rpm最大トルク:64Nm(6.5kg-m)/4800rpm変速装置:CVT燃料消費率:23.8km/L (JC08モード)タイヤサイズ:145/80R12メーカー希望小売価格(税込):1,341,360円

※画像はイメージです

(写真・文 山本晋也)

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(clicccar 山本晋也)

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みんなのコメント

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  • swh*****|2018/08/04 12:16

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    スズキ・エブリイやダイハツ・ハイゼットカーゴと比べると、中途半端な車ですね。
    荷台のスペースは狭いし、汚い汚れた物は積んだら掃除が大変そうだし、後部座席と助手席のシートは、ペラペラ。
    そして何よりも価格が高い。実用性はエブリイやハイゼットカーゴの方が良いですね。
  • kkt*****|2018/08/04 12:08

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    昨日試乗したけど、実際乗ってみてカタログに記載されている以上の事を実感した。
  • tow*****|2018/08/04 14:06

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    ミラ ウォークスルーバンみたいな使い方をすれば楽しいかも。

    荷物積みたい人はエブリィとかハイゼットバンを買えば良い訳だし

    買う側の選択肢が広がるのは良い事。

    こういう事をするチャレンジ精神も大事。

    ひとり車中泊仕様をDIYするのもワクワクする。

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