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ニューモデル 2018.7.30

【ホンダN-VAN公道試乗】19年ぶりにフルモデルチェンジし、あえてFFベース化した商用車の実力は?

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ホンダが久しぶりに軽商用バンをフルモデルチェンジ。長らくミッドシップ・レイアウトの「アクティバン」が担っていたカテゴリーにニューモデルを登場させました。

それが「N-VAN」、新世代軽自動車Nシリーズとしては初の商用モデルです。

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これまで軽商用バンといえば、アクティがミッドシップ、それ以外のダイハツ・ハイゼットとスズキ・キャリイはFRレイアウト。いずれにもしても後輪駆動を基本としています。

しかし、N-VANはそのサイドビューを見てもわかるようにフロントエンジンのFFベースの商用車。タイヤを四隅に配置したことで、ロング・ホイールベースとなっていますから小回りの面でも不利なレイアウトです。

なにより、多くの荷物を積んだ際にリアが沈むこむため、商用バンには後輪駆動が向いている(すなわち、前輪駆動は不利)というのが定説ですが、ホンダはあえてFFベースで低床化することで室内高を稼ぐという新提案をしてきたのです。

アクティバンの後継として最大積載量は軽商用バンのリミットとなる350kgを実現、助手席までダイブダウン格納することで荷室長(奥行き)を稼ぐというアイデアも盛り込まれています。さらに助手席側はBピラーレスの大開口とすることで、荷物の積み下ろしをしやすくしているのも、新しい提案です。

さらに、純粋なビジネスカーだけではなく、レジャービークルとして使われることを想定して、パーソナルユースに見合った仕様として「+STYLE」をラインナップしているのもユニークなところ。ハイルーフでLEDヘッドライトなどを備えた「+STYLE FUN」と、ロールーフのカスタム仕様といえる「+STYLE COOL」の2タイプを設定しています。

エンジンはN-BOX譲りとなる、最新型3気筒でターボとNAを用意。トランスミッションはCVTを基本としながら、NAにはNシリーズとしては初めてとなる6速MTを設定しているのもニュースといえるでしょう。ちなみに、この新しい6速MTはフル積載でも十分に走れるようローギアード気味の設定、イメージ的にいえば5速100km/hで5000回転(6速100km/hでも4000回転)といったギア比となっているほどです。

今回試乗したのは車中泊などのレジャーに使われることをイメージした「+STYLE FUN」、ターボエンジンを積んだグレード(トランスミッションはCVT)を市街地で味わうことにしました。

NAエンジンでは高回転まで使うこともあるN-VANですが、トルクフルなターボエンジンは日常的な用途であれば2500回転以下で事足りるといった実力を持っています。さらに商用バンとしての耐久設計を受けたというCVTは非常にスムース。最大積載時にもしっかりとボディを支えるサスペンションは、空荷だからといってリヤの跳ねが気になるようなこともありません。

多くの部分でN-BOXに対して、強度アップなどを狙って設計変更されているといいますし、タイヤもライトトラック用の12インチとなっていますが、街乗りの範囲では、ほぼN-BOXと変わらない乗り味といえそうです。振動や騒音も乗用車に迫るレベルですからドライバーの疲労も大幅に軽減されることでしょう。

また、後席や助手席はダイブダウンして格納することを前提とした設計ですが、運転席だけはドライバーのことを考え、しっかりとサポートする仕様となっているのもうれしいポイントではないでしょうか。

唯一、気になるのはハンドリングのキレ。車線変更などでは、N-BOXに対して少し応答遅れがあるように感じました。そのあたりを開発エンジニア氏に尋ねると、「全高が高くなっていることに合わせて(ロールオーバーしないように)ステアリングのギア比をスローにしている(ハンドル操作に対してタイヤの切れ角を少なくしている)ために、そう感じるのではないか」ということです。

言われてみれば、乗り心地がよいわりに、全高が高いことに由来する姿勢の乱れなどを感じることもありませんでした。そうしたセッティングにおける工夫もN-VANに乗用車感覚の安心感を生んでいる理由なのでしょう。休日にはレジャービークルとして使え、日常ユースにも違和感なく使えるパーソナルカーとして、新しい価値を生み出すモデルといえそうです。

■ホンダN-VAN +STYLE FUNターボ Honda SENSING(FF)車両型式:HBD-JJ1全長:3395mm全幅:1475mm全高:1945mmホイールベース:2520mm車両重量:970kg乗車定員:4名エンジン型式:S07Bエンジン形式:直列3気筒DOHCターボ総排気量:658cc最高出力:47kW(64PS)/6000rpm最大トルク:104Nm(10.6kg-m)/2600rpm変速装置:CVT燃料消費率:23.6km/L (JC08モード)タイヤサイズ:145/80R12メーカー希望小売価格(税込):1,668,600円

(写真・文 山本晋也)

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(clicccar 山本晋也)

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みんなのコメント

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  • mog*****|2018/07/30 18:52

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    スズキにはエブリイという軽商用バンが在るので、スズキ・キャリイに軽商用バンは無いんだけど…。
  • eee*****|2018/07/30 22:18

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    N-BOXを5年半で12万㎞乗ってきたが、特にトラブルはありませんでした。

    だからFFでCVTと言うことでの不安はありません。

    N-BOXの後部座席を倒しても水平にはならなくて、ちょっと使い勝手が悪いし、たまに長物を積むこともあったので、助手席を倒してフルフラットになるのは良いですね。

    積載も100kg位までなので、来年の車検時には買い替えるかもしれませんね。
  • bay*****|2018/07/31 02:11

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    >純粋なビジネスカーだけではなく、レジャービークルとして使われることを想定して

    いや主な使い道がレジャービークルとして想定してるでしょ。
    ついでに商用にも使えますよ、と言う感じにしか見えませんが。
    FFにした事で重量配分は逆立ちしても変えられませんし、それなら4WDなんですが肝心のハイパワーモデルのターボには6MTの設定が無い。
    それはナンで?になりますけどね。

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