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ニューモデル 2018.7.29

塗装面は、鉄板で! 「平均使用年数17年」の新型スズキ・ジムニーならではのこだわり(1)

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20年ぶりのフルモデルチェンジを果たしたスズキ・ジムニー/ジムニーシエラ。ロングライフモデルのモデルチェンジは難しいものだが、「原点回帰」を徹底した今回のフルモデルチェンジは、各方面で好意的に受け入れられている。試乗会後の開発者とのインタビューで、ジムニーならではこだわりを訊いた。

開発ターゲットは「プロのユーザー」

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 今回のフルモデルチェンジでは、ターゲットユーザーを「プロのユーザー」に絞り込んだという。雪道、山間部に住んでいる人、ジムニーの性能をフルに使うプロをターゲットにしたのだ。実際、「林業従事者」はジムニーのプロのユーザー層である。森林で使うプロには、ハンター(狩猟者)もいて、彼にとってはジムニーは欠かせない道具である。
 ジムニーの性能に憧れるフォロワーユーザーも「本物志向が強い人たち」が多いと開発陣は踏んで開発をしたという。この層は、例えばダイバーズウォッチを選ぶ際も、「そこまで潜ることはないだろう」という性能まで求めて時計選びをする人たちだ。

 プロの人たちの信頼に応えるために、今回のフルモデルチェンジではさまざまな開発を行なっている。

 たとえば、ジムニーのユーザーは、長くクルマを使うという。ジムニーの平均使用年数(廃車までの時間)は、17年にもなるという。ちなみに、軽自動車の平均使用年数は、軽自動車検査協会のデータによれば、2005年の11.49年から、おそらく景気の低迷などの理由で2017年には14.55年まで延びているとはいえ、やはりジムニーが「長く使われるプロの相棒」であることは、このデータからも読み取れる。


 そこでこだわったのが、塗装面だ。
 新型ジムニーでは、ボディの塗装面をすべて鉄板で作っている。樹脂で使った方が簡単でコストも下げられる部位はあるが、
「長く乗っているなかで、いろんなところを走っていただいて、ボディが凹んだりスクラッチが付いたりしてくるでしょう。塗装も扱いによっては、味わいのある、いい感じにやれてくるということもあります。その時に、樹脂と鉄板では同じになってくれません。すべて鉄板で作れば、同じようになってくれる。そこはこだわりました」

 と開発者は言う。

 設計としては困難だよ、という成形の部分も、「いや、ここは鉄で作ろう」と、あえて鉄板にこだわった。

「ウレタンバンパーと鉄板だと、どうしても色が変わってしまいますよね。5年10年乗ったら、”あれ?”となるか”さすが”となるかは違います。ぶつけたら同じように凹んでいる方が絵になると思います。持っていただいた方に満足していただけるようにしました」

 このあたりが、ジムニーならではのこだわりと言えるだろう。


 ボディからでは、プロが使う道具は、危険を回避したり環境に溶け込んだりする必要があるため、それに相応しい色彩を盛り込んだ。そして、「目立つ性能」と「隠れる性能」に目標を決めて2色のボディカラーを開発している。


 それが、こちらのキネティックイエローだ。
 大自然で行動するプロたちは、吹雪が濃霧など万一の悪天候を想定して蛍光色などを採り入れたハイビジビリティカラーを服や装備に使う。そこから発想したボディカラーがこれ。


 もう一方の「隠れる性能」は、深い緑や覆われた森で行動するハンターや森林事業者のためのカラー。クルマの存在が目立ってはいけない場合を考えたロービジビリティカラーだ。それが、このジャングルグリーンだ。

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(MotorFan MotorFan編集部 鈴木慎一)

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