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日産GT-R 次期型、どうなる? デザイナーに直撃 電動化や次期Zについても

掲載 更新
日産GT-R 次期型、どうなる? デザイナーに直撃 電動化や次期Zについても

もくじ

ー グッドウッドで限定車「GT-R50」を公開
ー GT-R50と次期型の関連 パワートレインの選択肢
ー 引き継ぐべきDNA 次期Zは

ポルシェ911ターボが負けた日 英国人の目から見た日産GT-Rの実力 前編

グッドウッドで限定車「GT-R50」を公開

AUTOCARは日産のデザイン部門を統括するアルフォンソ・アルバイサに独占取材を行った。次期型GT-Rについて彼はグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで走行したGT-R50とは異なるものになると語る。

彼は定期的に次期型GT-Rのスケッチを見直してはいるが、パワートレインとプラットフォームが決定しない限り本格的なデザインには取りかかれないという。つまり、生産開始までは数年かかるということだろう。

このクルマの方向性決めは日産にとって難しい仕事となるはずだ。2007年から販売中の現行モデルは2+2の2ドアレイアウトを、フロントに搭載されたニスモ仕様で600ps、66.5kg-mを発揮する3.8ℓV6エンジンが駆動している。市場で最も妥協のないスーパースポーツのひとつだろう。

しかし、パワートレインの電動化によりさらなるパフォーマンスの向上が見込める。片方のアクスルを電動とすることで、GT-Rの伝統である4WDも引き継ぐことができる。アルバイサが語るとおり、この点についての日産の方針が次期型GT-Rのルックスに影響を与えるだろう。

GT-R50と次期型の関連 パワートレインの選択肢

――グッドウッドで展示されたGT-R50との関連性は?

「あまりありません。スタイリングに関していえば、このプロジェクトはGT-Rの歴史に立ち返るものです。R35であることに変わりはありません。次期型はもっと劇的な変化をするでしょう。『特別な』クルマであり続ける必要があり、われわれもその意味を定義しようとしているところです」

――どんなパワートレインを搭載する?

「われわれは自動車技術の歴史において、大きな転換点を迎えています。仮に従来通りの内燃機関を搭載するとしても、パフォーマンス面では大きく向上することになるでしょう。つまり、電動化を一気に進めるとしても全くしないとしても、飛躍的なパワーアップを果たすことになります」

――プラグインハイブリッド化されたらデザインの自由度は上がる?

「どちらともいえます。バッテリーはどこかに搭載しなければならないでしょう。基本的に、われわれは社内でも電動化の度合いを決めかねています。電動化を進めるほど、この開発は難しくなるでしょう」

引き継ぐべきDNA 次期Zは

――現行GT-RのデザインDNAの中で引き継ぐべきものは?

「わたしは、みなさんがGT-Rの『G』として想像するゴジラのような爬虫類的イメージを使うつもりはありません。わたしの中でその単語は禁句なのです。しかし、GT-Rはまさにビーストです。豪華なクルマではなく、アニマルです」

「わたしはこのクルマのスケッチを見直すとき、『ウイングを減らし、カタマリ感を増やす』ことを心がけています。GT-Rの歴史はスカイラインというサルーンに特別な仕立てをしたことに始まります。デザインにおいてこのアイデンティティを忘れることはできません。カタマリらしくないカタマリという点がわたしの好みです」

「SF映画で、深刻な病気の患者が他のものに自分の脳を移植して生き延びるシーンがありました。GT-Rの脳はこのカタマリに宿っているのです」

――次期型Zについては? インフィニティQ60の姉妹車となる?

「わたしはZの信奉者であり、少なくともエンジニアの経験のためには存続し続けるべきだと考えます」

「Q60に関連したうわさは、どこから来たのでしょうか。そのような決定をする段階には来ていません」

「しかし、現在検討されているのはより軽量化し、デザインも敏捷性を表現したものにするということです。これは日本のデザインの得意分野です」

なお、「次期GT-R 電動化/デザインを独占取材 日産GT-R50 by イタル新写真25枚」にて、更に詳細な情報をご覧いただける。

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