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ニューモデル 2018.7.25

トヨタ・スープラ 開発責任者に一問一答 ファンへの言葉、86との関係

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もくじ

ー スープラと86の関係
ー スープラ・ファンへ
ー 知ってほしい5つのこと

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スープラと86の関係

トヨタは、7月12日~15日に英グッドウッドで開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに参加し、開発中の「スープラ」の試作車で走行した。

開発責任者の多田哲哉と、ニュルブルクリンク24時間耐久レースにも出場経験のあるテストドライバー、ヘルヴィッヒ・ダーネンスがステアリングを握った。

英国トヨタ広報のジェームズ・クラークが、多田哲哉にインタビューした内容を、本日、トヨタが公開。AUTOCARでも読者に共有する。

ーースープラの開発にどのくらいの期間携わっている?

「2012年からなので、ほぼ6年です。長いですね。通常の開発サイクルは3年ですが、このプロジェクトは絶対に成功しなければならなかったため、時間をかけました」

ーー長い開発期間を経て、グッドウッドでプロトタイプを走らせたお気持ちは?

「ここまで来られて、非常に嬉しい。ただそれだけです」

「このクルマを英国でお披露目することができて、人生最良の日です。グッドウッドのヒルクライムコースを運転したのは、とてもエキサイティングな経験でした」

ーー(過去に担当した)86について以前、「パッション・プロジェクト」と紹介されました。スープラのプロジェクトも同じような感覚だったのでしょうか?

「もちろんです。たくさんの情熱が詰まっています。86が出る前、トヨタは長い間スポーツカーをつくって来なかったので、遅れを取り戻さなければならないことが多くありました」

「しかし、スープラの開発では86での経験があったので、ずっと高いレベルから始めることができました」

スープラ・ファンへ

――86のお兄さんのようなクルマを生み出そうとしましたか?

「(豊田)章男さんは、会社として、86を次男とする3兄弟を出したいと常に言っていました。なので、スープラを圧倒的に優れたものにしようと考えました」

「例えば、86は非常に重心が低いのですが、スープラではさらに低くし、ボディ剛性は86の2倍を目指しました。実際、カーボンファイバーを使わずに(レクサスの)LFAと同じ剛性レベルを達成したので、より手ごろな価格とすることができそうです。それが最もむずかしかったですね」

「新型スープラはトレッドが広く、ホイールベースが86より短いことに多くのひとが気づき、驚かれたかもしれません。でもこのクルマのホイールベースとトレッドは、明確な比率を念頭において開発しており、わたしたちが目指していたバランスに到達できたと思っています」

「グッドウッドのヒルクライムのスタートを待つ車列の中で、ダーネンス(スープラのテストドライバー)と成功を喜びました。周りにいる多くのスーパーカーに比べ、おそらくわたしたちのクルマが一番安いだろうと思っていましたが、一番大きな歓声を得ていたように感じました」

ーー新型スープラはハードコアなスープラファンにどう受け入れられると思いますか?

「彼らの反応を楽しみにしています。86を出した時を思い出してみると、『AE86』の一部のオーナーの方々はご自分の車への愛着も強く、なかなか受け入れていただけませんでした。ですから、このクルマでも似たようなことになるかもしれません」

「単に新車を出すだけでは納得しない、旧世代のハードコアのオーナーたちが存在することはわかっています。それでもわたしはオープンな姿勢で、歴代スープラへのリスペクトを見せたいと思っています」

「その代わり彼らには、受け入れるのに少し時間がかかるとしても、新モデルの全てを素直に見てほしいと思います」

知ってほしい5つのこと

――これが5世代目のスープラとなるので、スープラファンに知ってほしい5つのことを教えていただけますか。

「まず初めに、今までのスープラは全て直列6気筒エンジンを搭載していました。新型でももちろん搭載します」

「2つ目に、歴代『スープラ』は全てFRでした。これも継承します」

「3つ目は、デザイン。A80(4代目スープラ)からヒントを得て、もちろん同じではありませんが、その要素を取り入れたことで、新型をぱっと見て『スープラ』だとわかるデザインにしました」

「4つ目は、各世代を振り返ると、それぞれの時代で存在感を見せつけてきました。新型でもそれを実現したいと思っています。来年発売されたら、このクラスで一番ファン・トゥ・ドライブなクルマになると信じています」

「現在、自動車業界では自動運転や電動化やAIが話題の中心です。規制が厳しくなることで、エモーショナルなクルマをつくることがどんどんむずかしくなっています。ですから、5つ目としては、新型スープラが純粋なガソリンエンジンによる官能的な音を楽しめる最後のトヨタ車になるのではないかと思っています」

「以上がわたしの5つのポイントです。久々の発売となるスープラをみなさんに楽しんでいただきたいと思っています。そして30年後に再会して、どんなにいいクルマだったか話しあえるといいですね」

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(AUTOCAR JAPAN 編集部)

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