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新型アウディQ3、なぜ大型化? デザイナーQ&A 「Q2との違い強調」

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新型アウディQ3、なぜ大型化? デザイナーQ&A 「Q2との違い強調」

もくじ

ー Q2との差別化 力強い印象に
ー 広い荷室 先進装備も多数
ー インタビュー:デザイナー、マッティアス・フィンク

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Q2との差別化 力強い印象に

アウディは、8月に予定された新型Q3の受注開始を前に、その姿を公開した。納車開始は11月ごろに予定されている。アウディによれば、新型Q3は単なるベイビー・クロスオーバーではなないとのことだ。より実用的で豪華な装備が施され、Q2との差別化が図られている。

「初代Q3の購買層が成長したのとともに、クルマも成長したのです」とエクステリアデザイナーのマッティアス・フィンクはいう。「Q2を若年層向けに仕上げたことで、Q3をよりバランスのとれたSUVとすることができました」

この変化は、プレミアムSUVであるQ8にも似たエクステリアによく表れている。新型Q3にはよりスリムなLEDヘッドライト(最上位モデルにはマトリクスLEDが装備される)、大型フロントグリル、力強いショルダーラインなどが装備される。初代Q3のソフトな印象とは異なるものだ。

ホイールは17インチから20インチまでの間で選択可能だ。アウディはボディとの下部セクションとの塗り分けにより全高を高く見せる効果を狙っている。これによりSUVらしいルックスを実現する。

このQ3には5種類のエンジンが用意されているが、英国向けにどのエンジンが設定されるかは未定だ。エントリーレベルのTFSI 35には150psの1.5ℓ4気筒ガソリンエンジンが搭載され、そのほかには190psのTFSI 40や230psのTFSI 45の2種類の2.0ℓが用意される。ディーゼルはTDI35と40の2種類で、それぞれ150psと190psだ。

広い荷室 先進装備も多数

フォルクスワーゲングループのMQBプラットフォームの採用により、インテリアスペースも先代より拡大されている。荷室もフロアが調整可能となり、後席を前に移動すれば675ℓの容積が確保される。前後に150mm移動可能で、40:20:40の分割可倒式だ。完全に倒せばその容量は1525ℓにもなる。ハンズフリーで動作する電動テールゲートはオプションだ。

より大型のモデルと同様、Q3にも運転支援装備の数々や、アダプティブダンパーが備わる。これらにはクルーズコントロール、パークアシスト、360度カメラ、歩行者検知機能などが含まれる。

車内には、先日登場したA1と同様にアウディのテクノロジーが満載されている。Q3もそれらを引き継いでおり、エントリーグレードでも10.25インチのデジタルインストルメントクラスターが搭載される。上位モデルにバーチャル・コクピットを装備すれば12.3インチスクリーンとなり、グーグル・アースや音声認識が利用可能だ。

Q3のファミリー向けアピールを向上させるため、前席にはふたつのUSBポートを備え、そのうち片方はタイプCのコネクターも使用可能だ。後席にもさらにふたつのUSBポートと12Vのソケットが装備される。アップル・カープレイやアンドロイド・オートによるスマートフォンの接続にも対応し、15スピーカーのバング&オルフセン・サウンドシステムも選択できる。

英国での価格は発表されていないが、2万7915ポンド(407万円)からの現行Q3よりも高価になるのは確かだろう。

インタビュー:デザイナー、マッティアス・フィンク

なぜQ3を大型化した?

「わたしは常々、小さな犬ほどよく吠えると考えています。ここでいう小さな犬とはQ2のことです。Q3はもはや小さくかわいいクルマではありません。先代Q3は柔らかい印象でしたが、次期型はよりはっきりとしたデザインにすることでQ2との差別化を図るとともに、Q5との間に立っています」

スポーティなイメージを取り入れた?

「それこそがアウディの特徴です。アウディの遺伝子はスポーティさにあります。今までのアウディ車を振り返った上でQ3のキャラクターを決定しました。アウディにとって重要なクワトロのエッセンスを取り入れています」

過去のアウディ車にインスパイアされたということ?

「初代TTを思い起こしてみれば、そのラインが非常にロジカルであったことがわかるでしょう。無意味なラインはひとつとしてありませんでした。すべてが意味を持っています。今回、われわれは同じことをしました」

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