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ニューモデル 2018.7.20

新型ジムニー イギリス編集部が語る 「日本メーカーで唯一、理念を押し通す潔さ」

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もくじ

ー AUTOCARテスター 新スズキ・ジムニーを語る
ー ジムニー:アイコンになり得るか?
ー ディフェンダー:唯一の道は完全新規開発
ー ディフェンダー:他モデルにはない難しさ

    夢の3台持ち」 あなたなら何えらぶ? 英国編集部の場合 パート3

AUTOCARテスター 新スズキ・ジムニーを語る


スズキによるジムニーのモデルチェンジは好意的に受け止められているようだ。これほどうまくいくとは、昔の自分には想像もつかなかった。

その昔、ハーペンデンのオフィスからジムニーに乗ったことがあったが、街から出る前にその乗り心地が最低だと悟ったことをよく覚えている。

その後スズキがどのような部分に改良を施し、どのような部分を改悪したのかは知らないが、おそらく大半の変更は改良と呼んで良いものだったのだろう。

しかし新しいジムニー(欧州仕様1.5ℓエンジン)はそれよりもはるかに良い。ひょこひょことよく跳ねるのは相変わらずだが、それは無理からぬことだし、歓迎できない特性でもない。というのも新型ジムニーは、コンパクトな車体、絶妙な軽さ、継承された純粋性や、最近の日本のメーカーではおそらく唯一の、理念を押し通す潔さといった多くの魅力を持ち合わせているからである。



ジムニー:アイコンになり得るか?

クルマは通常、モデルライフを通してその競争力を失っていくが、わたしのジムニーへの愛おしさは以前にも増して高まっている。

「街ではスマートに、自然ではタフに」と評され、1万ポンド(147万円)ほどで購入できた20年前よりも、現在の方が競争力を持っているように感じるほどだ(実際にどのモデルと競合しているのかはわからないが)。そしてこの新型で、ジムニーはさらにスマートに、そしてさらにタフに生まれ変わった。

ひょっとすると、トヨタ・ランドクルーザーやメルセデス・ベンツGクラス、ジープ・ラングラーのように、ジムニーも一種のアイコンになっていくのかもしれない。

しかし、英国人として忘れてはならないのがランドローバー・ディフェンダーだ。



ディフェンダー:唯一の道は完全新規開発

わたしがジムニーを見せた時に、周りから一番多く言及されたクルマである。彼らは次のように述べていた。「これこそが、ディフェンダーのようなクルマをどうアップデートすべきか、身をもって体現しているクルマだ」

わたしだってそう思うが、それは難しい話だろう。確かに、ラングラーやGクラスも同様の手法でアップデートされた。メカニズムはともかく、その精神は全てが旧型に忠実だ。だがこれは、正直言って決してディフェンダーにはできない芸当だ。久しく改良を受けず効率性は著しく低く、人間工学的には最悪で、製造コストも膨大。そのためランドローバーにできることといえば、すべてをなかったことにして新しく作り直すしかない。

トヨタは旧型よりも性能が20%向上したモデルを発売していれば良い。しかし、ランドローバーが性能を20%向上させたディフェンダーを開発したところで、トヨタ・ハイラックスよりも30%劣ったモデルができるだけだ!



ディフェンダー:他モデルにはない難しさ

つまり、ディフェンダーのアップデートは、ジムニーよりもむしろモーガンをアップデートする作業に似ている。発売当初は最高のモデルでも、21世紀に突入して早20年が経とうとしている現在では、もはや購入時からクラシックカーなのだ。

そんなモーガン4/4が安全基準を満たさず、製造コストが膨大で、効率性も低いと見なされて、ラフスケッチから新たに作り直されるとする。見た目はモーガンだが、中身は21世紀に即したクルマだ。

これがディフェンダーに必要な作業だ。おそらく専用プラットフォームを準備することはできないだろうし、かといって既存のプラットフォームで適しているものもない。ディフェンダーはコンパクトで安価だったにもかかわらず、他のランドローバーよりもずっと頑丈だったのだから。

だから、おそらく今年末までには発表される新型ディフェンダーがどんな形で登場するにしろ、他のモデルに許されるような生半可な進化は許されない。

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(AUTOCAR JAPAN 編集部)

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