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ニューモデル 2018.7.18

ポルシェ・タイカン 複数人オーダー済み 市販車は2019年発表

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もくじ

ー 反響は上々 19年発表、20年発売に
ー メーカー各社と連携 シームレスなEV体験を
ー 低重心 理想的な重量配分 レベル4自動運転も
ー プログラム・アップデート 無線で
ー EVへの投資拡大 今後の成長の肝

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反響は上々 19年発表、20年発売に

ポルシェ・タイカンを、すでにオーダーした顧客が複数人いると、英国ポルシェ法人のマネージングディレクター、アレクサンダー・ポリッヒが明かした。タイカンは同社初のフルEVであり、まだ市販仕様は発表されていない。

オーダーは今月初旬に始まった。発表されたのはミッションEと呼ばれるコンセプトカーだけで、市販仕様は公開されていないが、カスタマーは早く手に入れることを重視しているのだという。ただし、ポリッヒはオーダー数については明かさなかった。市販仕様の公開は2019年で、デリバリーは2020年になるという。

彼は、テスラとポルシェを対比して、次のように話している。

「このクルマの発表から現在に至るまで、カスタマーからは素晴らしい反応をいただいています。ポルシェの電動自動車の歴史は1989年に始まり、われわれのインスピレーションとモチベーションの源となっています。もちろんそこからは大きな隔たりがありますが、これまでハイブリッドの導入で業界の先端を走ってきましたし、これからはそのヘリテージと知見を生かして、クラストップレベルの電動自動車を提供していきます」

「われわれは、これからの18カ月でタイカンの開発を進め、公開します。しかし、現時点でカスタマーがタイカンに高い関心を払っていることは明らかです。ディーラーには、早くタイカンを手に入れる方法や情報を求めて、多くの問い合わせをいただいております」



メーカー各社と連携 シームレスなEV体験を

ポリッヒはEV市場におけるテスラの重要性を認めた。「テスラは市場のパイオニアであり、大きな挑戦を行っています。ポルシェがお約束したいのは、われわれはさらに大きな課題に挑戦するということです。単にクルマを提供するにとどまらず、高速充電ステーション網を整備するといった、完全にシームレスなEVの所有体験を提供していく予定です」

ポルシェは、イオニティーと呼ばれる欧州の高速充電ステーション網の整備に向けて、BMWや、ダイムラーAG、フォード、フォルクスワーゲン・グループと連携を進めている。これは各社のすべての電動自動車で使用できる施設となり、2020年までに400カ所のステーションが設置されると発表している。同様のネットワークは、テスラも独自に展開すると予想される。まずは、それぞれのチャージャーの出力は最大350kWとなる。

高速充電 15分で80%

タイカンの開発を率いるのはステファン・ヴァイルバッハ。最近ではボクスターの開発責任者だった人物だ。

タイカンの4シートのインテリアは、911を筆頭とするピュアスポーツカーというよりは、むしろパナメーラに近いキャラクターでまとめられるはずだ。とはいえ、バッテリーはフロア下に搭載されて低重心を実現し、パフォーマンス志向のモデルに匹敵するようなハンドリングに仕上がると思われる。

タイカンは新規開発のアーキテクチャーを用いており、これはポルシェによって「J1」と名付けられた。ブランド初となるEVには、今後数年で普及が進むであろう800Vチャージング・テクノロジーが採用される。ポルシェ広報はすでに、80%の充電がたった15分で行えるよう設計されていると認めた。

ポルシェの親会社であるフォルクスワーゲングループは、「J1」を含めてふたつの新しいEV向けプラットフォームを開発。それぞれ構造が異なり、姉妹ブランドのアウディから今年後半にも発表される電動SUVのE-トロンには、C-BEVプラットフォームが使用されている。



低重心 理想的な重量配分 レベル4自動運転も

ポルシェのオリバ・ブルーメ会長はAUTOCARに対し次のように述べた。「J1のフロアは低くなっています。一方で、C-BEVは高いフロアを持つよう設計されており、SUVに適しているのです」

ブルーメは、構造に違いはあるものの、量産仕様のタイカンとE-トロンでは似たようなイオンバッテリー技術が用いられると認めた。

中心に配置されたバッテリーとふたつのモーターという設計により、タイカンは内燃機関を搭載するモデルよりも理想的な前後重量バランスを手に入れた。このため、ハンドリングはそのままに、アンチロールバーを柔らかく設定して、乗り心地を改善することができる。

ブルーメは、タイカンにレベル4の自動運転技術(ほぼすべての状況で自立走行が可能で、運転者が注意を払う必要はない)が搭載される計画であることも明らかにした。しかし、長距離の完全自動運転はまだ実現しないという。

「渋滞にはまった状態で新聞を読むことは可能になるでしょう。しかし、われわれのカスタマーは運転を楽しんでおり、それはこれからも変わらないのです」



プログラム・アップデート 無線で

加えてポルシェでは、タイカンのソフトウェアをOTA(無線)で更新可能にすべく、開発を進めているという。これはテスラ・モデルSがすでに実現しているものだ。

「OTAで更新という選択肢を作ります。まだ未定ですが、将来マシンパワーをアップグレードすることも可能になるでしょう。例えば400psのモデルをアップグレードして、450psにするといった具合です」

ブルーメのコメントからは、718ボクスター/ケイマン、911、パナメーラ、マカン、カイエンと同じように、タイカンでもパフォーマンスの異なる複数のグレードをラインナップするつもりだということがわかる。



EVへの投資拡大 今後の成長の肝

近年投資を拡大しているポルシェは、EV関連にはすでに53億ポンド(7870億円)を投じており、タイカンはこの巨額の投資の象徴として活用される。また、この資金の一部は次世代911のプラグインハイブリッド・バージョンの開発にも充てられている。

最新のスクープ写真では、タイカンのテストカーはカイエンに牽引されている。ブレークダウンはテストの初期で行われるのが一般的だ。一部を偽装されたテストカーのリアにはマフラーがのぞいていたが、これはタイカンだとわからなくするためのフェイクだと思われる。下部のふたつのグリルの間には自動運転用のセンサーが設置されているのも確認できる。グリルはおそらくバッテリーとブレーキの冷却用だろう。

タイカンという名前は、ユーラシアの方言で「生き生きとした若馬」という意味だ。1952年から掲げられている、跳ねた馬のエンブレムと掛けているのだろう。

なお、AUTOCAR JAPANでご覧になっている方は、「すべての画像をみる」ボタンから、外部メディアの方は、記事下のリンク「『ポルシェ・タイカン 複数人オーダー済み』すべての画像をみる」から、ほかの画像をお楽しみいただける。

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(AUTOCAR JAPAN 編集部)

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