現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 初試乗 電動クラシック・ミニ「エレクトリック・ドライブ」 ミニの長所いかす

ここから本文です
ニューモデル 2018.7.12

初試乗 電動クラシック・ミニ「エレクトリック・ドライブ」 ミニの長所いかす

  • みんカラ つぶやく
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

もくじ

ー EV化されたクラシックミニ
ー クラシックミニEV 運転してみると?
ー オリジナルそのままの装備
ー クラシック・ミニ・エレクトリックの役割

    MINI、公道を走るレースカー“GP”のコンセプトカーをNYショーで披露

EV化されたクラシックミニ

離れたところから見ると、モリッツ・ブルメスターのミニは状態の良いクラシックにしか見えないだろう。

ソーラー・レッド・クーパーの張り出したホイールアーチ、2トーンの塗装、13インチのホイールなどは、純正のスポーツパッケージに含まれているものだ。ホイールやボディパネルに取りつけられた電気プラグのデカールが、ワンオフ車であることを密かに主張する。

最近のカントリーマン・クーパーS Eや、2008年ごろのミニEとよばれる試験車両を見たことがないとしても、このロゴを見ればガソリンでなく電気で走るということに気づくだろう。オリジナルのエンジンは取り外され、代わりに40psの電動パワートレインが搭載されている。

ブルメスターによる「オールド・ミーツ・ニュー」プロジェクトはわずか6日間で完成され、ニューヨークモーターショーで展示された。昔のミニを想起させるとともに、将来を見据えたモデルである。1年後には、彼らは初めてバッテリー駆動の車両を市販する予定だ。

スタンダードモデルに極力近づけるよう設計されている。その成果により、オリジナルの1998年型クーパーと同じ770kgに抑えられた。電動モーターの瞬発力のおかげで、今まで以上のゴーカートフィーリングを実現している。

クラシックミニEV 運転してみると?

1.3ℓの4気筒エンジンを電動モーターに置き換えることはミニの純粋主義者には許せないかもしれない。しかし、ミニの伝統はしっかりと守られている。オリジナルと同じくモーターは前輪のみを駆動し、非常に硬いサスペンションやアシストのないステアリングもそのままだ。

EVとしては珍しく、4速トランスミッションも残されている。ブルメスターによれば、このサイズにあうデフが存在しないため、AT化は困難であったという。トランスミッションはモーターに歯車付きベルトで接続されており、アクセルを開けると鳴くこともある。

シフトフィールはオリジナルと同様に曖昧だが、クラッチの操作は必要ない。単にスロットルをオフにしてシフトチェンジをするだけだ。

ブルメスターによれば、現在このモーターの出力は20kWに抑えられているが、トランスミッションの耐久性が確認されれば40kWまで増強することが可能だという。

しかし、現在でも十分すぎるほどのトルクがあり、われわれも1速を使わないことを推奨された。現代の一般的なEV車ほどのレスポンスはないが、ガソリン仕様のミニと同等の楽しさがある。

オリジナルそのままの装備

パワーステアリングが装備されていないため、低速時には驚くほどステアリングが重い。しかし、走行中であれば操作に対して正確に反応し、フィードバックも良好だ。オリジナルの非常に硬いサスペンションもそのままだ。

電動パワートレインの鳴き声を聞きながら走るのはある意味新鮮だ。バッテリーの残量を示す小さなLCDスクリーンのほかは、内装からはクラシックミニとの違いはほとんどわからない。

ステアリングホイールは「スクールバス」と呼ばれる角度そのままだ。インテリアトリムやシート形状もオリジナルと変わらず、振り返った時にリアベンチの大型ボックスの存在に気づく程度だろう。

これはバッテリーを搭載するためのスペースだ。30個のバッテリーによりおよそ105kmの走行が可能で、220Vの家庭用電源での充電には4時間ほどを要する。これらのバッテリーは重いが、燃料タンクの代わりに搭載されているため重量配分には影響してない。

DIYでも同様の改造ができるだろうか? ミニはこのプロジェクトに価格を設定していないが、製作者自身は5年以内にはこれをキット化することが可能だと語る。「多くのクラシック車はパーツが不足しており、お金をかけて走らせるか廃車にするかの選択を迫られています。電動化のための改造はそれらを引きつづき走らせることに繋がるでしょう」とブルメスターはいう。

クラシック・ミニ・エレクトリックの役割

このクルマはとても完璧とはいえないが、非常に楽しいクルマだ。旧車ならではの伝統とその制約を受け入れつつ、より良いクルマに仕上げているのである。

このクラシックカーに現代風テイストを加えたクルマを好むかどうかはそれほど重要な問題ではない。このワンオフ車の使命はひとびとにEVについて考えるきっかけを提供することだろう。

もしもあなたがこの電動ミニに少しでも興味を持ったのなら、ブルメスターの仕事は成功だ。そして2019年後半、ミニ・エレクトリックが発表される予定だ。

  • みんカラ つぶやく
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

(AUTOCAR JAPAN 編集部)

コメントの使い方

みんなのコメント

ログインしてコメントを書く

(株)カービュー関連サービス

メールマガジン メールマガジン

愛車無料一括査定

あなたの愛車今いくら?

車の種類を選択
事故車 商用車
お住まいの郵便番号を入力
-
※郵便番号がわからない方はこちら

※(株)カービューのページへ移動します