ローバーの名称で新ブランドか
ジャガー・ランドローバー(JLR)とその中国における合弁パートナーであるチェリー自動車は、新ブランドの設立に向けた協議を行っていると報じられた。
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これはJLRによる世界的な販売戦略改革の一環であり、中国市場におけるプレゼンスを高めることが狙いだ。この新ブランドは、ボルボが親会社のジーリーとともに設立したリンク・アンド・コーと同様のものになると思われる。これは電動化とコネクティビティを重視したミドルブランドだ。
JLRとチェリーの合同ブランドの詳細は不明だ。中国自動車産業に詳しい筋によれば、最近のチェリーの経営改革はこの合弁会社の運営体制を変える準備であると捉えることもできる。
この計画が浮上したのは、以前JLRがローバーやローバー55の名称を複数の国で商標登録したことがきっかけだ。55はローバーが以前開発していたサルーンの名称であり、サルーン人気の高い中国で復活させるのは理にかなっている。
JLRの幹部はAUTOCARの取材に対し、具体的なコメントを避けた。しかし、彼は現在JLRがレンジ・ローバー・イヴォーク、ランドローバー・ディスカバリー、ジャガーXEL、ジャガーXF Lの4車種を中国で生産していると指摘した。さらに、今後はEペースも中国での生産を開始するようだ。
JLRのスポークスマンは、「ジャガー・ランドローバーはローバーの商標を保有しており、定期的にその商標権を更新しています。このブランドを復活させる具体的な計画はありません」と話す。いかなる名称による新ブランドも計画されていないとのことだ。
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