もくじ
ー ツーリングカー選手権のEVカテゴリーに向けたコンセプト
ー クリーンで効率的なレースを目指して
ツーリングカー選手権のEVカテゴリーに向けたコンセプト
セアトのパフォーマンス部門である「クプラ」ブランドから新たに登場する、eレーサーの詳細が公開された。679psの完全電動モデルで、既にサーキットでのシェイクダウンを済ませている。
eレーサーは後輪駆動化されたレオンがベース。65kWhのバッテリーには6072個のセル(携帯電話9000台分)を内蔵し、連続走行で408psを発生。最大出力は679psに達する。
クプラによれば、0-100km/h加速は3.2秒、0-200km/h加速は8.2秒だという。
シャシーの大部分はクプラ・レオンTCRから転用されたもの。レオンTCRは今年のFIA世界ツーリングカー選手権など、多くのレースに参戦している。
クリーンで効率的なレースを目指して
セアトの研究開発部門副責任者のマティアス・レイブは次のように語る。
「われわれはクプラeレーサーを通して、レース競技を次のレベルに進めていきたいのです。われわれはモータースポーツが改革を進め、成功を収める手助けができるはずです」
セアトのルカ・デ・メオ社長によれば、eレーサーは「真のモータースポーツカー」で、初めての完全電動ツーリングカーだという。現在EVを使って行われている選手権はシングルシーターのフォーミュラEだけなのだ。
ジャガーは以前、レーシングバージョンのIペースを発表し、フォーミュラEと並行して、2018年から2019年にわたるワンメークレースをシリーズ開催すると発表した。今年後半には、テスラ・モデルSを改造して用いる、非ワークス系の電動GT選手権も開始される。
加えてデ・メオは次のように述べた。
「われわれは、レースは効率的でクリーンに行われるべきだと考えています。このような新しい革命的なクルマを発表することで、レース業界に重要なメッセージを伝えたいのです。そのような試みは実現可能で、壮大で、何より痛快なのだと」
セアト幹部はクプラブランドを「先端技術の象徴」とすることで、クプラで使用した電動パワートレインやその他の新しい技術をセアトにも順次フィードバックしようと目論んでいる。EVツーリングカーのコンセプトモデルを開発するのも、その一環なのだ。
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