BMWの新しいフラッグシップクーペ、8シリーズが登場した。約20年ぶりの登場となる新型は、スタイリングと走りを両立した意欲的なモデルである。
新型8シリーズクーペが2018年ルマン24時間レース参戦にあわせて発表された。かねてより偽装されながらも美しいとわかるシルエットを見せてくれていたが、アンベールされた外観は高級感とグランドツアラー性能を感じさせた。
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全長4843mm、全幅1902mm、全高1341mm、ホイールベース2822mmと堂々たるボディサイズは新しいBMWのデザイン言語に基づいて構築され、さらに立体的になったキドニーグリルや、鋭く細いヘッドランプ、さらにクラシックレーシングカー風のダブルバブルルーフが目新しい。
ハイエンドモデルのM8やそれをベースとするレーシングカーM8 GTEも同時開発されており、こちらは軽量化と低重心化を実現するためにアルミやマグネシウム、CFRP素材がふんだんに使用されるという。
室内も伸びやかな外観から想像できるように、最新BMWデザインが奢られ、ライブ・コクピット・プロフェッショナルと称されるインパネやセンターには10.25インチの大型ディスプレイやガラス調のセレクタレバーが備わる。ヘッドアップディスプレイ(HUD)は投影面積を16%拡大した。
当然最新の運転支援システム、ドライビング・アシスタント・プロフェッショナルが装備され、ACCやレーンキープアシストや車線逸脱警報もなど充実の内容となっている。
市販は2018年11月とされ、まずはM850i xDriveクーペMパフォーマンスと840d xDriveクーペの2グレード展開となる。M850iは最高出力530ps、最大トルク750Nmの新開発の4.4ℓV8ターボを、840dは最高出力320ps、最大トルク680Nmの3.0ℓ直6ターボディーゼルをそれぞれ搭載し、組み合わされるトランスミッションは8速AT。0-100km/h加速は3.7秒と4.9秒。燃費は10.5~10ℓ/100kmと6.2~5.9ℓ/100kmとなっている。
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