もくじ
ー 500のEVとエステート「Giardiniera(ジャルディ二エラ)」投入
ー 伝統を守りながら進歩を
ー グループ全体で電動化を加速
FCA、ラングラーの欧州販売「2018年は可能性あり」 フィアット/アルファなども言及
500のEVとエステート「Giardiniera(ジャルディ二エラ)」投入
フィアットは2020年に「500」のEV仕様とともに、エステート版の「ジャルディ二エラ」を投入することを認めた。
この計画は500とパンダに注力する戦略の一端を担っており、世界的に厳しくなる排出ガス規制の中でニッチ市場を狙うものだ。
さらに、EV版の登場にさきがけ、マイルドハイブリッド仕様が来年登場する。
このラインナップ拡大はフィアットブランドがシティカーのセグメントにおける覇権を取ることがねらいだ。現時点では、500とパンダが市場のおよそ3分の1を占めている。この追加開発により排出ガス規制を満たすことができるだろう。
さらに、今後は販売不振モデルの廃止も検討する。たとえば、13年間製造が続けられているプントや、ティーポなども含まれる可能性がある。
伝統を守りながら進歩を
フィアットのボスであるセルジオ・マルキオンネはいう。「フィアット500グリーン・コンセプトは500をほんの少しだけ進歩させたものです。われわれはクラス最高の広さを見間違えようのないデザインを持つ「ジャルディ二エラ」の投入により、500の象徴的立ち位置やテクノロジーを確固たるものにしたいと考えています」
「フィアットのEV車は内燃機関のクルマの乗り入れが制限されるような都市部で活躍することになるでしょう」と彼は付け加える。FCAはこの利点により、EVやマイルドハイブリッド化に伴う値上げを考慮しても十分優位に立てると考えている。500の価格は、このセグメントの平均に対して20%程度高く設定されているという。
「われわれはフィアット・パンダの成功もさらに発展させたいと考えています。1980年の登場以来、パンダはつましいシティカーとしてのイメージを保ちながら着実に進歩を続けてきました。われわれは環境に優しいエンジンを搭載したお買い得なクルマとしての伝統をさらに発展させられると考えています」
新しい500のEVやマイルドハイブリッドモデルは、今後2年以内にデビューする新たな500をベースとして開発される。一方の「500ジャルディ二エラ」は1960年の500ワゴンをモチーフに開発され、クラスで最高のスペース効率を実現する。これにも通常の500と同様EVとマイルドハイブリッドが用意される。
また、500の新しいプラットフォームは新型パンダにも使われることになる。マイルドハイブリッドにはベルトドライブの12Vスタータージェネレータを搭載。しかし、その電動ドライブトレインの詳細は発表されていない。
グループ全体で電動化を加速
市街地向けである500の大きさから、バッテリーを搭載できるスペースは限られている。したがって、航続距離400kmを誇る日産リーフなどのEVよりは足が短くなるだろう。
500eは近年急増する小型EV車のライバルとなる。2019年にはミニ初のEV車が登場し、それとほぼ同時期にホンダのアーバンEVも発売予定だ。
500eはFCAが展開する4つのパワートレインのひとつ、「シティカー」を搭載する。「メインストリーム」と呼ばれるパワートレインはジープ・グランド・コマンダーに使われている。また、「パフォーマンス」は2020年のマセラティ・アルフィエリに、「プレミアム」は2022年のマセラティ・クアトロポルテに搭載予定だ。
FCAの電動化の流れは同グループの2022年までにディーゼルを廃止するという方針によって勢いづけられている。今後はディーゼル車がハイブリッドなどに置き換えられることになるだろう。2020年に登場するジープ・グランドチェロキーがその筆頭だ。
プントやその他のフィアット車の廃止により生まれる余剰生産力は、アルファやマセラティの生産にあてられる。イタリアでの生産力をジープなど世界販売車のプラグインハイブリッドの生産に回す予定だ。
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