現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > DS、2017年の売上が大幅下落 CEO「想定内」 30年計画で躍進めざす

ここから本文です

DS、2017年の売上が大幅下落 CEO「想定内」 30年計画で躍進めざす

掲載 更新
DS、2017年の売上が大幅下落 CEO「想定内」 30年計画で躍進めざす

もくじ

ー CEO「DS不振、PSAの方針が理由」
ー プレミアムブランドとしての第一歩

『DS7クロスバック』すべての画像をみる

CEO「DS不振、PSAの方針が理由」

DSは2017年、世界中で大幅に売り上げを落としたが、PSAグループトップのカルロス・タバレスは戦略に変更はないと言う。

DSは、アウディやBMW、メルセデス・ベンツに対抗するプレミアムブランドとして立ち上げられ、昨年はひとつを除く全市場で売り上げが減少した。全体の販売台数は2016年の8万5981台から2017年は5万2860台にまで落ち、これは38.5%減にあたる。

下落は中国と東南アジア地域で最も大きく、63.1%にも達した。他の地域はというと、インドや環太平洋地域で45.2%減、ヨーロッパで45.2%減、ユーラシアで20.8%減、中東とアフリカでは9.6%減だった。

いっぽうで、ラテンアメリカでは21.6%増と唯一セールスが増加した。とはいえ、販売台数は1304台と、全体に占める割合は低い。

タバレスによると、不振の大部分はPSAの決定が招いた結果だと考えている。PSAはシトロエン、DS、オペル、プジョー、ヴォグゾールからなるが、DSブランドの残存価値を高め、プレミアムブランドとしてのイメージを定着させるべく、ディスカウントやバルクセールを行わなかったのだ。

「これは30年間の長期プロジェクトです。目標達成までにはまだ28年も残されています」とタバレスは言う。

「フレンチ・ラグジュアリーを体現する自動車ブランドとしてのイメージ構築には時間がかかります。そして、未だに方向性を作り上げる途中ではありますが、方向には一貫性が求められるのです」

プレミアムブランドとしての第一歩

「2017年は総じて、ふさわしい価格決定力を持つことに成功しました。プレミアムブランドとして、残存価値向上の基礎固めができたと言えます。わたしたちはどんな市場であろうと価格決定力を持ちますし、この戦略を支える新モデルも開発中です」

タバレスは新型7クロスバックの初動を例に、DSブランドの進歩を示した。

「昨年、わたしたちが販売するクルマは5、6年前にデビューしたものばかりでした。しかし、DS7では新しい一歩を踏み出しました。DSとして初めて、あり合わせのエンジニアリングではなく、プレミアムカーとしてのエンジニアリングを行うことができたのです。優れた技術やインテリアのクオリティ、エクステリアのデザインなど、その成果は多岐に渡ります」

「クルマの売り上げはプロダクトのクオリティに依存します。最初の数週間で4000台近くが売れたというのは、まさにわたしたちが期待した通りです。ディーラーのスタッフは興奮していますが、まだまだスタートラインに立ったに過ぎません」

「確かに、昨年はセールス面でふるわなかったのは事実です。しかし、昨年、長期戦略を成し遂げるための進歩があったのも事実です。わたしたちは長い旅を始めたばかりで、ブランドのイメージを固めるべく、これから毎年新たなモデルが登場します。一貫性は成功に通じているのです」

こんな記事も読まれています

バイク界のテスラになれるか? イタリア、エネルジカの電動バイク「EXPERIA」は航続距離420kmを実現も、価格もスゴイ!【東京MCS2024】
バイク界のテスラになれるか? イタリア、エネルジカの電動バイク「EXPERIA」は航続距離420kmを実現も、価格もスゴイ!【東京MCS2024】
くるくら
まるでスポーツクーペなトヨタ「プリウス」どんな人に“刺さる”? 顧客層に変化アリ? 営業マンが感じるジレンマとは
まるでスポーツクーペなトヨタ「プリウス」どんな人に“刺さる”? 顧客層に変化アリ? 営業マンが感じるジレンマとは
くるまのニュース
Juju、フォーミュラEの物流を担当するDHLのアンバサダーに就任「いつかDHLのカラーでレースに」/2024 Tokyo E-Prix
Juju、フォーミュラEの物流を担当するDHLのアンバサダーに就任「いつかDHLのカラーでレースに」/2024 Tokyo E-Prix
AUTOSPORT web
高齢者にやさしい「お花見タクシー」、国際自動車が予約開始
高齢者にやさしい「お花見タクシー」、国際自動車が予約開始
レスポンス
日産自動車がフォーミュラE継続参戦を表明。2029-2030年のシーズン16まで戦い続け、電動車技術に磨きをかける!
日産自動車がフォーミュラE継続参戦を表明。2029-2030年のシーズン16まで戦い続け、電動車技術に磨きをかける!
カー・アンド・ドライバー
自動車ディーラーの9割が集客に危機感、カーシェアに期待…エニカ調べ
自動車ディーラーの9割が集客に危機感、カーシェアに期待…エニカ調べ
レスポンス
レッドブルのF1日本GP盛り上げるふたつの企画! 特製ステッカーやキーホルダーがもらえる
レッドブルのF1日本GP盛り上げるふたつの企画! 特製ステッカーやキーホルダーがもらえる
motorsport.com 日本版
日産、フォーミュラEへの長期参戦継続を発表! 東京E-Prixを前に2030年までの契約締結“一番乗り”
日産、フォーミュラEへの長期参戦継続を発表! 東京E-Prixを前に2030年までの契約締結“一番乗り”
motorsport.com 日本版
SOMPO HD、取締役会議長に社外取締役の東和浩氏 取締役会の透明性高める
SOMPO HD、取締役会議長に社外取締役の東和浩氏 取締役会の透明性高める
日刊自動車新聞
ホンダ「新型最高級ミニバン」登場! 超豪華な「リアシート」がスゴい! 2年ぶり復活でめちゃ快適になった後席の特徴は?
ホンダ「新型最高級ミニバン」登場! 超豪華な「リアシート」がスゴい! 2年ぶり復活でめちゃ快適になった後席の特徴は?
くるまのニュース
希望価格は2億円超え!? 国産スーパーカーの最高峰 新品同様のレクサス「LFAニュルパッケージ」がオークションに登場
希望価格は2億円超え!? 国産スーパーカーの最高峰 新品同様のレクサス「LFAニュルパッケージ」がオークションに登場
VAGUE
バイク王のコーポレートサイトが見やすく全面リニューアル!
バイク王のコーポレートサイトが見やすく全面リニューアル!
バイクブロス
データシステム、60プリウス用「サイドカメラキット」を新発売
データシステム、60プリウス用「サイドカメラキット」を新発売
月刊自家用車WEB
初代カブ「C100」イメージが復活! スーパーカブC125にニューカラー登場、45万1000円で3月28日発売
初代カブ「C100」イメージが復活! スーパーカブC125にニューカラー登場、45万1000円で3月28日発売
モーサイ
クルマよりも豊富なバイクのエンジン形式 ロータリーは復活しない?
クルマよりも豊富なバイクのエンジン形式 ロータリーは復活しない?
バイクのニュース
【特集「乗るなら今だ!心昂る、V8エンジン」(5)】箱根へのドライブもまた楽し。クーペとスパイダーでマクラーレン 750Sの「普段着的性能」を味わい尽くす
【特集「乗るなら今だ!心昂る、V8エンジン」(5)】箱根へのドライブもまた楽し。クーペとスパイダーでマクラーレン 750Sの「普段着的性能」を味わい尽くす
Webモーターマガジン
フォーミュラE参戦を決めたヤマハ。ローラを“チームメイト”に「より高い技術を使って、より高い順位を目指す」
フォーミュラE参戦を決めたヤマハ。ローラを“チームメイト”に「より高い技術を使って、より高い順位を目指す」
motorsport.com 日本版
富士スピードウェイで「オールナイトFUJI」、今年のスーパー耐久24時間レースは夜も楽しめる
富士スピードウェイで「オールナイトFUJI」、今年のスーパー耐久24時間レースは夜も楽しめる
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

677.3698.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

428.0726.0万円

中古車を検索
ヨーロッパの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

677.3698.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

428.0726.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村