FRの響きは魅力的 ただし不満も
リア駆動のBMW 1シリーズはその控え目な存在感により、運転好きのドライバーにとっては常に魅力的なモデルだった。
BMW1シリーズ新型 前輪駆動化の狙いは? M130iXの情報も
2004年、この仕事を始めたばかりの若造だったころ、ありきたりのFFハッチバックに代わる選択肢として、本能的にこの「適切な駆動方式」をもつBMWに魅了されたことを思い出す。このクルマは、控えめなルックスのハッチバックに、新たな、そして本物のドライバー・アピールを与えることに成功した。
しかし、当時の1シリーズのできは満足というには程遠かった。縦置きエンジンや、トランスミッション・トンネルをなんとかその小さなボディに押し込んで作り出した後輪駆動モデルには、明らかにBMWの苦心の跡がうかがえた。
現行1シリーズでさえ、後席を見てみれば、横置きエンジンのライバルたちと比べて、いかにそのしわ寄せがリアシートにきていることにすぐに気付くことになる。
同様に、このクルマを運転してみれば多くの明らかな困難に直面することになる。
FF化 期待できるポイントは
こんにちでも1シリーズというのは、重量物がホイールベース内ではなく、その上に積み上げられたために、不必要に重心位置が高く、落ち着きのない乗り心地とハンドリングをもつハッチバックと言わざるを得ない。
その駆動輪をフロントへと変更することで、1シリーズの室内長は劇的に延長され、乗員に必要なスペースも十分に確保できるようになるだろう。
BMWが1シリーズの独特なリア重心のデザインをできるだけ引き継ごうというのは興味深い考えであり、おそらくそれは正しい判断だろう。
それでも、延長されたキャビンとリアドア、それに短くなったボンネットゆえのハンドリング向上を期待せずにはいられない。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ランドクルーザー250がついに正式発表。最廉価グレードは520万円から! 導入記念モデル“First Edition”も用意
コンパクトなのに車内は広々! 大人3人が快適に寝られるホンダN-VANがベースの軽キャンパー
一気に200馬力以上のパワーアップ!? アウディのスーパーワゴン『RS4アバント』後継モデルは電動化で進化する
1.0L 2気筒ターボ+電池で700km以上走るのに… メルセデス・ベンツ「レンジエクステンダーEV」開発中止か
【竹岡圭 K&コンパクトカー ヒットの真相】ホンダN-BOX「独自のユーティリティ性と確かな走行性能」
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?