もくじ
ー IMxコンセプトこそがブレークスルー
ー デザインには日本の様式美を反映
新型フェアレディZ(Z35)2019年発表へ NISMOは4WD 日産
IMxコンセプトこそがブレークスルー
日産デザインヨーロッパの責任者である青木護によれば、近々発売予定の電動クロスオーバーは、バッテリーEVが真の主力モデルになるためのブレークスルーになるという。ロンドンにある日産のデザインセンターで青木はAUTOCARに対して「もちろん、われわれには新型リーフ(写真下)がありますが、生産バージョンのIMxコンセプトこそが、ブレークスルー・モデルになると考えています」と話す。
昨年の東京モーターショーで公開されたIMxコンセプトには、2基の電気モーターによって四輪を駆動するパワートレインが搭載され、その出力とトルクは435psと71.3kg-m。1回の充電による航続距離は612kmとされている。さらに日産は、IMxでは自社がもつ自動運転技術であるプロパイロットの次世代バージョンが利用可能になるとも話す。
「IMxは単なるコンセプトカーには留まりません。数年の内には量産モデルとして登場することになります」と青木はいいつつ、日産にとって、2007年にキャシュカイ(日本名:デュアリス)が発売された時のような効果をもたらす可能性を示唆する。
IMxに彼が注力するのは、このモデルが成長を続けるセグメントに属するモデルだからというだけではない。業界アナリストによれば、2020年までにクロスオーバー・モデルが欧州市場に占める割合は34%に達するというが、このモデルがもつ、背の高いパッケージこそ、日産のEVプラットフォームにとっては最高の利点になるからでもある。
青木によれば「インテリアは一般的なモデルと比べれば非常に余裕があり、フロア下にバッテリーパックを積むことで実現した、完全にフラットな床面によって、非常に広い使い勝手の良いスペースが確保できます。さらに、HVAC(ヒーティング、ベンチレーションとエアコン)ユニットをボンネット下に収納することで、ダッシュボードもフロントウインドウ側へと移動することが可能になりました」と語る。
デザインには日本の様式美を反映
キャビンの全体的なコンセプトには日本の様式とインテリアデザインを反映したと彼は語る。これは伝統的な日本家屋は狭く、いくつかの部屋は多目的に作られているからとのことだ。
青木はさらに一風変わったIMxのインテリアトリムについても強調する。ウッドと半透明プラスチックを交互に積層し、背後から照明をあてるという巧みなインテリアのフィニッシュは、量産モデルにも採用される可能性が示唆されている。
さらに青木はAUTOCARに対して、IMxのエクステリアは、日産の次世代デザイン言語を明確に示すもので、この会社の日本にあるルーツに近づけようとしたものだと語っている。
IMxは一般的な内燃機関モデルで主流となっている「力強さや重厚感」ではなく、「軽快感とスッキリとした表面」を持つモデルだと青木はいう。「ディテールにおいては非常に日本的なエクステリアです。つまり、純粋さと高級感を伴った豊かな表現力です」
日産のパディントンにあるスタジオの責任者になって未だ数カ月だが、青木は1989年の入社以来、インフィニティで3つのモデルと、スポーツカーであるオリジナルの350Zのデザインを手掛けてきた。彼が最初に責任者として担当したモデルは、高く評価された初代プリメーラだった。
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