ロールス vs ラゴンダ どちらが優勢?
ジュネーブ・モーターショーで注目を集めたのが、アストンのラゴンダ・ビジョンである。大胆なエレクトリック・サルーンで自動運転にも対応、2021年の生産化を予定している。
『ロールス・ロイスCEO アストンの新ラゴンダにチクリ』すべての画像をみる
これに対するロールス・ロイスとアストン マーティンの見解が興味深い。
2016年にビジョン・ネクスト100(コードネーム:130EX)を発表したロールス・ロイスのトルステン・ミュラー・エトベシュCEOは、こう話している。
「わたくし共が103Xを世に問うたのが2016年です。ロールス・ロイスが目指すラグジュアリー・モビリティの世界観をお見せしました。あの日から、他メーカーが同じような視点を採り入れたのは明らかです。しかしあのコンセプトは、完全電動、完全自動運転、完璧なビスポークで仕立てたモビリティが究極のラグジュアリーと一体化した唯一無二の存在であったし、これからもそう有り続けるのです」
ロールスのCEOのコメントは、実はアストン マーティン・ラゴンダのクリエイティブ部門を率いるマレク・ライヒマンのコメントを受けたものだ。
ライヒマンはAUTOCARの取材に対して、こんな話をしていた。「ロールスは古代ギリシャのようなもの……」
ファントムは「車輪のうえのバッキンガム宮殿」
「ロールス・ロイスとベントレーは、今日の目で見れば古代ギリシャ時代のようなものです。わたしはオリジナルのファントムの制作にかかわりました。手短にお伝えすれば、あれは車輪のうえのバッキンガム宮殿なのです。それこそがファントムを際立たせるために大切な点だったのですが、世界はもう変わりました」
「AppleやGoogleのお偉方はファントムに乗っていますか?」というのがライヒマンの見解だ。しかし、ラゴンダになら乗るだろうと言わんばかりに。「世界一のラグジュアリーを謳うロールス・ロイスをご覧なさい。彼らの成り立ちは、馬車に対する内燃エンジン車両に過ぎません。ラグジュアリーというには不十分ですよ」
これに対するロールス・ロイスのエトベシュCEOの意見はこうだ。
「彼らはわたくし共のセグメント、そしてカスタマーを、まだ理解できていないのでしょう。まったく異なる金額感の世界を彼らは知らないのです。最上の、さらに最上のセグメントに関する知識はゼロでしょう。そう、ゼロです。率直な物言いで申し訳ないね」
しかしエトベシュCEOは、依然としてロールス・ロイスとアストン マーティンは友好的な関係にあると信じている。先のライヒマンのコメントも、株式市場を意識した発言だと考えているのだ。
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