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シトロエンC4「ピカソ」の名を廃止 スペースツアラーへ MPVのシナジー期待

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シトロエンC4「ピカソ」の名を廃止 スペースツアラーへ MPVのシナジー期待

もくじ

ー ピカソ改めスペースツアラーへ 共通イメージが重要
ー スペースツアラーの需要は急増 末弟もモデルチェンジへ

ロータリーエンジン マツダの50年 クロプリー編集長コラム

ピカソ改めスペースツアラーへ 共通イメージが重要

シトロエンでは、ブランド最大のMPVであるスペースツアラーとのより密接な繋がりを強調するため、C4からピカソの名を外すことにした。

シトロエンの英国広報がAUTOCARに語ったところによれば、新たなC4スペースツアラーとグランドC4スペースツアラーには、最大9名まで乗車可能なブランド最大のMPVであるスペースツアラーとの「より良いシナジー」が期待できるとのことだ。

ピカソの名は、この5人乗りと7人乗りのMPVであるC4が2006年に誕生して以来使われてきたが、それにより予期せぬ「ミドルサイズとラージサイズMPV間の断絶」を生み出すことになったという。


シトロエンによれば、このサブネームの変更により、同じEMP2プラットフォームを共有し、同じスペースツアラーを名乗ることになる3台の関係性をより明確にすることができるとのことだ。

MPV市場が縮小するなか、C4のセールスは依然好調を保っている。2016年からは合計で7013台の減少となったものの、シトロエンは昨年9万9254台のC4 ピカソとグランドC4ピカソを欧州市場で販売した。

スペースツアラーの需要は急増 末弟もモデルチェンジへ

一方、2016年に登場したスペースツアラーは、よりニッチな市場で存在感を発揮することができずに、2017年の販売実績は8837台にとどまった。しかし、昨年末から需要が急速に高まっており、2018年の販売台数は劇的な伸びが期待されている。


欧州市場でのシトロエンのセールスは依然堅調なものの、中国市場では苦戦を強いられており、中国経済が減速するなかで、2017年の販売は47.3%減となった。今年初めにブランドCEOのリンダ・ジャクソンがAUTOCARに語ったところでは、中国を除いた2017年のシトロエンの販売実績は7.5%増だったという。

ブランド最小のMPVとなるベルランゴ・マルチスペースもモデルチェンジを控えており、新型がジュネーブ・モーターショーで公開される。同じくEMP2プラットフォームを使用するこのニューモデルには、シトロエン最新のデザイン言語を反映したスタリングが与えられる。

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