マツダは3月6日、ミドルラージワゴン「マツダ6ワゴン」(日本名アテンザワゴン)のマイナーチェンジ車を、同日より開催されたジュネーブモーターショーで世界初公開した。
内外装は昨年11月にロサンゼルスオートショーで世界初公開された「マツダ6」(日本名アテンザセダン)と同様、「Mature Elegance」をコンセプトに、内外装ともに上質さをより一層磨き上げ、大人の落ち着きを感じさせるデザインへと深化。
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フロントマスクがCX-5と共通のテイストとなるほか、ナッパレザーや栓木(せんのき)を使用したマツダ最上級仕様のインテリアが設定される。
欧州仕様のパワートレインとしては、急速多段燃焼を新たに採用するなど数多くの改良を加え、最高出力を129kWから135kWへ、最大トルクを420Nmから445Nmへ高めた「スカイアクティブ-D2.2」直噴ディーゼルターボエンジン(110kW・380Nm仕様もあり)を設定。
直噴ガソリンエンジン「スカイアクティブ-G2.0」(107kW・213Nmまたは121kW・213Nm)と「スカイアクティブ-G2.5」(143kW・258Nm)も、ピストン形状を変更し新ノズル付き拡散インジェクターを用いるなどの改良を受け、ガソリンパティキュレートフィルターの装着を不要としたほか、「スカイアクティブ-G2.5」にはさらに、40~80km/hの定速走行時に2気筒を休止するシステムを採用し、実用燃費を向上させている。
「スカイアクティブ・シャシー」は、よりリニアな挙動と操舵フィールにすべく、ステアリングナックルの取付位置を下げ、リヤハブサポートの形状を変更してリヤサスペンションロアアームの取付位置を高めたほか、フロントダンパーにバンプストッパーを新たに追加しつつ直径を32mmから35mmへ拡大。リヤダンパーにはウレタン製アッパーマウントを採用し、ステアリングギヤボックスのサスペンションクロスメンバーへの取付点をリジッドマウント化するなど、細部にわたり改良の手が加えられた。
「スカイアクティブ・ボディ」も、フロアパネルとリヤホイールハウジングの厚みを増したのに加え、パネルの隙間と貫通孔を減らし、センタートンネルには制振材を追加。デザイン変更に伴いよりフラットになったアンダーフロアや改良されたエンジン、ガソリンエンジン車に装着されるアクティブグリルシャッターなどと相まって、車内の静粛性を高めつつ直進安定性向上と実用燃費低減にも寄与している。
そして先進安全技術「i-アクティブセンス」も、「360°ビュー・モニター」を新たに設定したほか、「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)」を全車速追従に対応。速度制限機能「インテリジェント・スピード・アシスタンス(ISA)」を標識認識機能「トラフィック・サイン・レコグニション(TSR)」に連動可能とし、「アダプティブLEDヘッドライト(ALH)」を片側20分割としてハイビームの照射距離を80m拡大するなど、大幅に進化した。
日本市場にも「アテンザ」として間もなく投入される見込み。2012年のデビュー以来3度目となる今回のマイナーチェンジで、走りがどれほど進化しているか、大いに期待して待ちたい。
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