もくじ
ー i4登場 第5世代の電動パワートレイン
ー さらなるiモデル i1からi9、iX1からiX9まで
i4登場 第5世代の電動パワートレイン
BMWは成長を続けるEV専用ブランドであるiに、i3の上級モデルとなるi4を追加する。
ジュネーブ・モーターショーでの記者会見で、BMW会長のハラルド・クルーガーは2020年代初頭の登場が予想される電動SUVのiX3に続いて、i4の生産をミュンヘンで行うと発表した。
昨年AUTOCARがその存在をスクープしたi4だが、4シリーズGTの骨格をベースとすることで、i3よりも広い室内スペースと、スポーティなドライビング・ダイナミクスを与えられることになりそうだ。
i4ではBMWの第5世代となる電動パワートレイン・アーキテクチャを使用することになる。現在X3のテストカーで開発が進められているこの新型アーキテクチャは2020年の市場投入が予想されている。
i4のデザインに関しては、2年程前に公開されたパテント・イメージがヒントを与えてくれる。コンピュータによるイメージ画像(写真下)によれば、4ドア・クーペのボディにi8のデザイン要素が盛り込まれているように見える。
パワートレインだが、i4では1基の電気モーターがフロントアクスルに搭載されるものの、そのパワーは電動プロペラシャフトを介して、リアにも伝達することができる。電気モーターによりフロント荷重を増やすことができるこのレイアウトは、i4にとってより望ましいものだといえる。フロントにパワートレインを置くこのやり方は、内燃機関を積む他のBMWと同じものであり、ハンドリング・バランスにとっても好影響を与えることが期待される。
さらなるiモデル i1からi9、iX1からiX9まで
もうひとつの可能性として、さらに高価なツインモーター・システムにより、フロントとリアに直接駆動力を伝えるという方法もある。この方式はiX3への搭載が予想されているが、i4へ適用する場合には言うまでもなく、コストの問題が生じることになるだろう。
BMW内部筋がAUTOCARに語ったところによれば、i4は現行の335d GT同等のパフォーマンスを念頭に開発され、システム合計出力は355ps程度になるとのことだ。499kmという航続距離はi4を他の電動のライバルたちとの競争において、トップ集団に位置付けることになるだろう。
i4に続いて、より大型のi5も計画されており、iビジョン・ダイナミクスとして既に公開済みのこのモデルの登場は2021年が予想される。
この新型EVはBMWがかつてなかったほどのペースで電動化を進めるなかで登場する。iネクストと呼ばれるBMW先進の自動運転技術を搭載したモデルも2021年の登場が予想されている。既にBMWではi1からi9、さらにはSUV向けとしてiX1からiX9の商標登録を行っており、他の車種についても電動化バージョンが続々と登場することになるだろう。
BMWの電動化計画は、ミニ・エレクトリックと呼ばれるミニのEVバージョンにまで及んでいる。2019年、i3の技術がこの伝統あるハッチバックにも搭載されることになる。
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