もくじ
ー ビスポーク部門 特別な4台
ー 新プラットフォーム カリナンも採用
いま乗るポルシェ997 GT3 RS 「芸術品」と言われるワケは
ビスポーク部門 特別な4台
ロールス・ロイスのビスポーク部門が4台のモデルをジュネーブ・モーターショーで発表する。ロールス・ロイス重役が以前AUTOCARに語ったところでは、同社ビスポーク部門はほぼすべての顧客に利用されているとのことだ。
そのなかでも特筆すべきはドーン・エアロ・カウリングだろう。このモデルでは伝統的な2シーター・ロードスターモデルのリアスタイルを模して、そのリアシートをリアデッキから延びたカバーで覆っている。このデッキ自体は取外し可能であり、カーボンファイバーとアルミニウム製の本体に、レザーのライニングがほどこされている。
ロールス・ロイスの歴史にならって、最初のビスポーク・モデルであるショートホイール版ファントムは「ジェントルマンズ・ツアラー」と呼ばれている。このモデルでは、ボディ全体はガンメタル・グレーに、ボンネット・フードはサテンシルバーのカスタム・ペイントに塗られている。このツートーンの塗装は、オーナーの航空機に対するオマージュであり、このクルマのためだけに開発されたものだ。
「ささやきのミューズ」と呼ばれる2台目のファントムでは、そのダッシュボードを「ギャラリー」として活用することで、オーナーの好みにあわせたアートワークを表示することができる。スピリット・オブ・エクスタシーの背中を流れるファブリックにあわせて、デザイナーのヘレン・アミ・マリーがデザインしたシルクの優雅なドレープがインテリアを彩る。さらにこのデザインはドアのファブリック・ライニングまで続いている。スピリット・オブ・エクスタシーとインテリア・トリムの一部のカラーは、ロールス・ロイスでは初となるローズ・ゴールドとなる。
エクステリアに関して、ロールス・ロイスは「クリスタル・エフェクト」フィニッシュと呼ぶ塗装を採用している。これは10層にも及ぶ塗装のうえに、ガラスのようなクリアコートがほどこされるものだ。
そして、3台目のファントムは「ア・モーメント・イン・タイム」と呼ばれており、水面にただようシルクに着想を得たアルミニウムがインテリアを飾る。
さらに、エクステリアのカラーに合わせた、独特の色調がキャビンの表面を彩っている。
新プラットフォーム カリナンも採用
今年1月から始まったオーナーへのデリバリーにあわせるべく、最新のファントムは昨年後半に発表されている。ロールス・ロイスにとっては、同社の新たなアルミニウム製「アーキテクチャ・オブ・ラグジュアリー」プラットフォームを用いた最初のモデルであり、今後登場する全ての車両がこれを採用する。
このなかには、ロールス初のSUVであり、初の四輪駆動モデルとなる登場間近のカリナンも含まれている。カリナンはファントムの魅力を持ち、このロールス・ロイスの主力サルーンと同じようなサイズとデザインをまとって登場する予定だ。ジュネーブ・モーターショーでの公開は予定されていないが、カリナンの発売が年内に始まることを考えれば、その発表も間もなくだろう。
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