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三菱アウトランダーPHEVがエンジン換装、EV強化のビッグマイナーチェンジ

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三菱アウトランダーPHEVがエンジン換装、EV強化のビッグマイナーチェンジ

ジュネーブショーで発表予定のアウトランダーPHEVは大きく進化し、Generation2.0としてデビューする。国内には夏あたりの導入を目指している。

アウトランダーPHEVは前後2つのモーターを搭載し、ガソリンエンジンで充電しながら走るシリーズハイブリッド、充電された電力で走行するEV、そしてエンジンで走行するという3つのモードを持つ世界的にみてもユニークはシステムを持つSUVとして2013年にデビューしている。

新型リーフ ひとクラス上の新感覚の走りが楽しめる

ビッグマイイナーの狙いはハイブリッド領域までEVの気持ちよさを広げることを狙いとし、EV車ならではなの静粛性、滑らかで力強い走りと高級な乗り味をさらに拡張していくことだ。

そのために、エンジンを換装している。従来2.0Lガソリンエンジンから2.4Lのアトキンソンサイクルのガソリンエンジンに変更。排気量を上げてトルクをアップさせつつ、アトキンソンサイクルで高効率領域の拡大をしている。その結果、充電する際のエンジン回転を低回転側へシフトすることができ、静かで効率良く発電できるようになった。また、吸気から排気までエンジン音そのものを抑えることも行ない、ハイブリッド走行領域でもエンジンサウンドに邪魔されずにハイブリッド走行が楽しめるようになった。

エンジンの変更に伴い、駆動用バッテリーも変更している。セルの個数、外観サイズに変更はないものの、極板、電解液の変更でバッテリー容量を15%アップ(14kWh)し、出力も10%(66kW)アップしている。その結果EV領域、シリーズハイブリッド領域の拡大が可能になっている。

他にもジェネレーターの出力アップやリヤモーターの出力も10kWアップさせ、モーター領域の快適性をアップしている。これまでEV走行での最高速度が120km/hだったが130km/hへとアップし、欧州の一般的な高速走行速度でもEV走行できるようになったわけだ。

また、シリーズハイブリッド運転時のエンジン回転数とアクセル開度の協調度合も見直しを行ない、30%程度のアクセル開度時は、従来、出だしでエンジン回転が上がったが、第2世代は回転を抑え静かに発進し、その後も車速と連動するようにな回転上昇に変更している。

アクセル開度60%程度は欧州でよく使われる範囲だが、より車速とリンクした回転上がりとし、加速感とエンジン音の大きさに違和感を覚えないような制御に変更している。そして90%のアクセル開度ではドライバーの意図は全開加速なので、エンジン音も上昇し、意図にリンクした制御としている。

こうした駆動系、バッテリーの変更に伴い、サスペンションにおいてはストラット、アブソーバーのサイズアップを図り、ボディに使用する構造用接着剤の追加などで全体の剛性をアップしている。さらに、ステアリングギヤ比もクイックな方向に変更し、モータードライブの走行質感にあった乗り味に取り組んでいる。

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