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ニューモデル 2018.2.15

長期テスト ダチア・サンデロ(1) LPGのメリットを6カ月で検証

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もくじ

ー 「1ℓ58.9ペンス(88円)」という魅力
ー ダチア・サンデロを買った理由
ー 内装の違い、支払った金額の違い
ー テスト車について
ー 追加した装備一覧
ー テストの記録

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「1ℓ58.9ペンス(88円)」という魅力

わたしが長期テストのためにダチア・サンデロ・ステップウェイを引き取りに行った際にM25のジャンクション10付近で見かけた「1ℓあたり58.9ペンス(88円)」という表記。

これこそがLPG(液化石油ガス)の価格である。

これはガソリンや軽油のおよそ半額であり、経済的にとても魅力的だ。

今世紀に入ってから推進されつつあるものの、英国ではLPGはそれほど普及していない。英国では標準でLPGタンクを装備したクルマは販売されておらず、もしその安価な燃料を使いたければ自ら改造するしかないのだ。

石油業界は英国における大気汚染問題への即時の対応策としてLPGの普及を望んでいる。また、政府がガソリン車及びディーゼル車を2040年以降販売禁止とする方針を受けて、LPGのロビー団体はすでにインフラが整っており、安価に大気汚染対策にすぐに効果を発揮できると主張している。

そこで、われわれはサンデロ・ステップウェイを6カ月間に渡り使うことで、2017年の英国においてLPG車がどの程度使えるのかを検証していきたい。

ところで、このクルマがオランダのナンバープレートをつけており、ステアリングも「逆側」についていることに気づいただろうか。

前述の通り、英国ではLPG車の新車販売は行われていないため、われわれは改造するのではなく新車で手に入るルートを選ぶことにしたのだ。

ではなぜサンデロを選んだのか?

ダチア・サンデロを買った理由

サンデロを選んだのは、このクルマが安価な大衆車の典型だからだ。英国で最も安価な燃料に安価なクルマの組み合わせである。Google翻訳によればダチアのオランダ語サイトには「ダチアLPGこそがダチア以上に賢い選択だ!」とある。

われわれは以前サンデロが発売された時にテストしており、まだその時の感触はそれほど薄れていない。今回は標準モデルに対して40mm背が高く、より逞しいサンデロ・ステップウェイだ。サンデロ・ステップウェイはより柔らかい乗り味だという報告を受けている。

エンジンは多くのダチアやルノーに採用されているものと同じく90psを発揮する0.9ℓの3気筒ターボである。このクルマは通常のサンデロと同様50ℓのガソリンタンクを持ちながら、トランク内のスペアタイヤ用のスペースに40ℓのLPGタンクを装備している。

また、アフターマーケットのLPGタンクがトランクの大部分を占めてしまうのと異なり、このタンクは円形で小さく、トランクの有効容積は減っていない。

最も大きな違いは、給油口を開けた際にガソリン用の隣にLPG用の小さな蓋があることくらいだろう。LPGの給油ポンプの形状は国によって異なるため、英国でのLPGの給油には専用のアダプターを毎回取り付けなければならない。

アダプター越しにポンプを挿入し、90度回転してロックし、レバーを握ってから給油機のボタンを押すと給油が開始される。給油後ポンプを外す際には蒸気が吹き出すことがあるので注意が必要だ。

給油操作はそれほど複雑ではないが、給油のスピードは旧式のガソリンスタンドに見られる給油機と同程度の遅さである。

内装の違い、支払った金額の違い

通常のサンデロとLPG仕様のサンデロの車内の唯一の違いは、シフトレバーの横に少々ローテクなダイヤルが設けられていることだ。

このダイヤルはLPGタンクの残量を示すと同時に、LPGとガソリンのどちらで走るかを選択することができる。念のためにガソリンを満タンにしているものの、この6カ月間の長期テストにおいてガソリンを使う予定はない。

燃料が安いということはお伝えしたが、ではこのクルマが通常のサンデロとどう違うのだろうか?

オランダにおいてLPG仕様のサンデロ・ステップウェイは1万5380ユーロ(208万円)なのに対し、通常仕様は1万5980ユーロ(216万円)である。

英国においては税制が違うもののサンデロ・ステップウェイは少々安く、グレードにもよるが8995ポンド(138万円)から1万0995ポンド(168万円)である。

しかし、以前英国において標準でLPGタンクを備えたクルマが販売されていた当時は、ガソリン仕様に対して1000ポンド(15万円)から1200ポンドから(18万円)高いのが普通であった。したがって、もしこのLPG仕様のサンデロが英国で発売されたとしたら、1万ポンド(153万円)程度になると想定しよう。

今回の長期テストはクルマ自体というよりも、電卓とクレジットカードのテストとすら言えるだろう。LPGステーションはどれ程あるのか? ガソリン車と比べて維持費は本当に安いのか? どの程度の頻度で給油が必要なのか? LPGに変えることで得をするひとはどれだけいるのか? 数学者になったつもりでレポートして行きたい。

テスト車について

モデル名:ダチア・サンデロ・ステップウェイ
新車価格:1万5380ユーロ(208万円)
テスト車の価格:1万5380ユーロ(208万円)

追加した装備一覧

無し

テストの記録

燃費:未テスト
故障:無し
出費:無し

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(AUTOCAR JAPAN マーク・ティショー)

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