2017年12月22日、スズキから「国内生産体制の見直し」についての発表があった。本社工場での二輪用エンジンの生産や豊川工場での二輪車生産を止め、浜松工場に集約するなど効率化が感じられる見直しの内容だが、自動車好きに間で話題になっているのが、ジムニーの生産工場が磐田工場から湖西工場へ移管されるという点だ。
磐田工場はキャリイなどの商用車を主に生産している工場であり、フレーム構造のボディを生産してきた。一方、湖西工場はワゴンRやハスラーなどモノコックボディの軽自動車を生産している。つまり、2018年上期中に予定されているジムニーの生産移管というのは、次期ジムニーがモノコックボディになることを暗示しているのではないかと噂になっている。エンジン横置き&モノコックボディであっても、電子制御を駆使することで、ある程度の地上高を稼いでおけば一般ユーザーのニーズでいえば十分な走破性を有することも幾多のSUVが示しているという事実も、そうした想像にリアリティを与えている。
というわけで、次期ジムニーはモノコックボディになる! という見方が増えつつあるようだ。モノコックとフレームという異なるボディ構造を混流している量産ラインも世の中には存在していていないわけではないが、あえて新規に起こす理由は考えづらい。ジムニーの伝統を考えるとモノコックボディになることは考えられないというファンは多いだろうが、三菱パジェロはフレームとモノコックを一体化したような構造により、フレーム単体よりも強固で軽量なボディになっているという。SUVに対して、よりタフな性能を求められるクロスカントリービークルであっても、モノコック構造に近づいていくのは正常進化といえるのかもしれない。
ただし、2017年の第45回 東京モーターショーでスズキが出展した未来のジムニーを思わせるコンセプトカー「e-SURVIVOR」は、前後ともジムニーの伝統といえるリジッドサスペンションを想起させる電動ユニットを組み合わせていた。この提示を信じるならばジムニーがフレーム構造のリジッドサスペンションというタフな構造を守っていくと考えられるが、果たしてどうなるのだろうか。
(文:山本晋也 / 画像:スズキ ジムニー 特別仕様車 ランドベンチャー)
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
もはやガソリン車より便利に…? 高速道の「EV充電器」怒涛の増設! 魔の空白区間?―“出ていいよ”
渋滞40kmも!? 関越道「イライラGW渋滞」今年はいつが酷いのか 「穴場の時間帯」知ればストレス全然違う!? 鬼門の「高坂SA」の状況は
ホンダが「新型SUV」発表! トヨタ「ハリアー」サイズの「“クーペ”ボディ」採用! 斬新デザインがカッコイイ「e:NS2」中国で予約受付開始へ
トヨタ“新”「アクア」発表! めちゃ上質ブラウン内装×斬新2トーン採用! 「小さな高級車」な新「Raffine」 内外装の特徴は
マツダのETC取り付け位置に唖然……色々あってフツーの場所なったけど戻した方がよくね??
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?