現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > アルファ・ロメオ 2018年にF1復帰 ザウバーのタイトル・スポンサーとして

ここから本文です

アルファ・ロメオ 2018年にF1復帰 ザウバーのタイトル・スポンサーとして

掲載 更新
アルファ・ロメオ 2018年にF1復帰 ザウバーのタイトル・スポンサーとして

もくじ

ー アルファ・ロメオの決断 メリットは?
ー アストン×レッドブルから今後の動向を予想
ー アルファ・ロメオ これまでのF1の歴史

国内試乗 ジュリア・クアドリフォリオ 対C63/M3 第3極登場

アルファ・ロメオの決断 メリットは?

アルファ・ロメオは2018年にザウバーF1チームのタイトル・スポンサーとしてフォーミュラ1へ復帰することとなった。この復帰は1987年以来初となる。

スポンサー交渉の中でも、アルファ・ロメオは新しい関係のもと、エンジニアリングに関する情報を両者でシェアすることで、「F1だけにとどまらない機会をそれぞれにもたらすことができます」と語っていた。

新しくアルファ・ロメオ・ザウバーF1チームと名乗ることになるが、アルファ・ロメオと同門のフェラーリとのエンジン調達に関する現行契約を継続することで、2018年も最新のパワートレインを使うことができる。

アルファ・ロメオの役割はエンジニアリングに関するノウハウを共有することにあるようだ。

アルファ・ロメオの親会社であるフィアット・クライスラー・オートモービルズのCEOであるセルジオ・マルキオンネによれば、「アルファ・ロメオのエンジニアたちは、既に新たに発売されたジュリアとステルヴィオで自分たちの能力を十分証明していますが、その経験をザウバーF1チームで活かすチャンスを得ることになるのです」と語った。

ザウバー・ホールディング会長のパスカル・ピッチは「自動車メーカーと緊密な関係を持つことはザウバー・グループの技術とプロジェクトをさらに発展させる素晴らしい機会になります」と説明している。

アストン×レッドブルから今後の動向を予想

2017年のコンストラクターズ・チャンピオンシップでザウバーは獲得ポイントわずか5ポイントで最下位に沈んでおり、ドライバーズ・ランキングでもパスカル・ウェーレイン、マーカス・エリクソンとアントニオ・ジョビナッツィはそれぞれ17位、20位と22位に留まっている。

フェラーリのジュニア・ドライバーであるジョビナッツィと今年のFIAのF2チャンピオンであるシャルル・ルクレールが2018シーズンのザウバーのステアリングを握ることが既に決まっている。

ルクレールはキミ・ライコネンからフェラーリのコックピットを奪う存在だと言われてきたが、フェラーリ・チームは常にルーキー・ドライバーの起用に消極的であり、ザウバーでの今年の戦いぶりでこの新人ドライバーを評価するつもりのようだ。

アルファ・ロメオのケースはアストン マーティンとレッドブル・レーシングのタイトル・スポンサー契約と同じようなものである。

この英国メーカーは2018年のレッドブルのタイトル・スポンサーになるが、2016年に始まった技術的な関係をより強化し、アストン マーティンがハイパーカーと称するヴァルキリーを生み出す一方で、将来的にはパワートレイン・サプライヤーになることも検討している。しかし2018年シーズン、レッドブルはタグ・ホイヤー・ブランドのルノー製ユニットを継続使用する。

この新たなアルファ・ロメオとザウバーの契約は、30年に渡ったアルファ・ロメオのF1休止期間を終わらせることになる。

アルファ・ロメオ これまでのF1の歴史

アルファ・ロメオは1950年に始まったコンストラクターとエンジン・サプライヤーとしてのタイトル争いに参加し、イタリア人ドライバーのニーノ・ファリーナによる初代F1チャンピオンと、翌1951年にもファン・マヌエル・ファンジオによってタイトルを連続して獲得している。

1970年代にはエンジン・サプライヤーとして参戦し浮き沈みを味わうこととなった。

この時代のアルファ・ロメオ製エンジンを積んだF1カーとして最も有名なのはゴードン・マーレーがデザインしたブラバムBT46「ファンカー」(写真上)だろう。

このマシンの特徴はリアに設置された巨大なファンであり、チームによればアルファ製水平対向12気筒エンジンを冷やすためとのことだったが、実際にはボディ下面に大きなダウンフォースを発生させるためのデザインだった。

1978年のスウェーデンGPでニキ・ラウダによってこのクルマは唯一の勝利を挙げたが、その後、F1責任者が違法と判断することはなかったにも関わらず、他チームからのクレームによりこのマシンの使用は中止された。

アルファ・ロメオは1979年から1985年までワークス・チームとしてもF1に参戦した。

こんな記事も読まれています

「ギア感」マシマシ! ホンダ「N-VAN」に“アウトドア仕様”登場 内装も自然派!? 従来モデルも進化
「ギア感」マシマシ! ホンダ「N-VAN」に“アウトドア仕様”登場 内装も自然派!? 従来モデルも進化
乗りものニュース
Barkbusters の「ハンドルガードキット」にスクランブラー400X用が登場!
Barkbusters の「ハンドルガードキット」にスクランブラー400X用が登場!
バイクブロス
小さな差が運命を分ける! メルセデスのラッセル、F1中国GPでも熾烈な上位争いを予想「ポテンシャルはまだまだある」
小さな差が運命を分ける! メルセデスのラッセル、F1中国GPでも熾烈な上位争いを予想「ポテンシャルはまだまだある」
motorsport.com 日本版
中原街道の名物クランク解消へ… 新道建設の進捗は 東横線側は一部で拡幅済み
中原街道の名物クランク解消へ… 新道建設の進捗は 東横線側は一部で拡幅済み
乗りものニュース
ニュルに挑んだ下半身不随のウィケンスがコース外転落の大事故。救出時には事前の訓練も活きる
ニュルに挑んだ下半身不随のウィケンスがコース外転落の大事故。救出時には事前の訓練も活きる
AUTOSPORT web
トヨタ新型「アクア」発表! まさに「小さな高級車」な“上質内装”採用! 斬新2トーンの「新ラフィネ」に販売店でも反響アリ
トヨタ新型「アクア」発表! まさに「小さな高級車」な“上質内装”採用! 斬新2トーンの「新ラフィネ」に販売店でも反響アリ
くるまのニュース
お手軽だけど重要! F1中国GPでメルセデスやRB、ウイリアムズがコックピット周辺をミニ・アップデート
お手軽だけど重要! F1中国GPでメルセデスやRB、ウイリアムズがコックピット周辺をミニ・アップデート
motorsport.com 日本版
アルテッツァって名車? それとも迷車? トヨタ渾身の力作ミッドサイズセダンはなぜ1代で消えてしまった?
アルテッツァって名車? それとも迷車? トヨタ渾身の力作ミッドサイズセダンはなぜ1代で消えてしまった?
ベストカーWeb
E30「M3スポエボ」が4000万円オーバー! BMWファンならずとも注目するホモロゲモデルは価格上昇中です
E30「M3スポエボ」が4000万円オーバー! BMWファンならずとも注目するホモロゲモデルは価格上昇中です
Auto Messe Web
ミツオカ ビュート ストーリー【1分で読める国産車解説/2024年最新版】
ミツオカ ビュート ストーリー【1分で読める国産車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
乗らなくなったバイクの約1割「そのままにしている」という現実/株式会社 NEXER が調査結果を公表
乗らなくなったバイクの約1割「そのままにしている」という現実/株式会社 NEXER が調査結果を公表
バイクブロス
メルセデスF1、2023年度の収益は増加するも利益が減少。増加した支出の大部分は2024年型マシンの開発資産に
メルセデスF1、2023年度の収益は増加するも利益が減少。増加した支出の大部分は2024年型マシンの開発資産に
AUTOSPORT web
“ネットゼロ”を目指すF1が持続可能性への取り組みをまとめたレポートを発表。二酸化炭素の排出量を5年で13%削減
“ネットゼロ”を目指すF1が持続可能性への取り組みをまとめたレポートを発表。二酸化炭素の排出量を5年で13%削減
AUTOSPORT web
アロンソには“敏感”なストロールが相棒に必要?「僕はいつも90%で走れるけど、100%を引き出すには助けがないと……」
アロンソには“敏感”なストロールが相棒に必要?「僕はいつも90%で走れるけど、100%を引き出すには助けがないと……」
motorsport.com 日本版
マツダ新型「“3列”SUV」世界初公開へ! 全長5mの「FRマシン」は日本導入へ! 直6採用? 価格は340万円? 新型「CX-80」どんなモデルとなるのか
マツダ新型「“3列”SUV」世界初公開へ! 全長5mの「FRマシン」は日本導入へ! 直6採用? 価格は340万円? 新型「CX-80」どんなモデルとなるのか
くるまのニュース
アウディ Q8、e-tron史上最長の一充電航続距離619kmを実現…オプションパッケージ発売
アウディ Q8、e-tron史上最長の一充電航続距離619kmを実現…オプションパッケージ発売
レスポンス
CAMSHOP.JP からスズキ「HAYABUSA」Tシャツが発売!
CAMSHOP.JP からスズキ「HAYABUSA」Tシャツが発売!
バイクブロス
マツダが新型クロスオーバーSUV「 CX-80」を欧州で世界初公開
マツダが新型クロスオーバーSUV「 CX-80」を欧州で世界初公開
Webモーターマガジン

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村