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BMW i8 ロードスター、重量増は60kgに留まる パワートレインはクーペ共通 LAショー

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BMW i8 ロードスター、重量増は60kgに留まる パワートレインはクーペ共通 LAショー

もくじ

ー 2012年以来の製品化 補強も抜かりなく
ー 外観上の違いは? 重量増は何kg?
ー パワートレインはクーペと共通 数値も明らかに

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2012年以来の製品化 補強も抜かりなく

BMWはLAモーターショーにおいてi8ロードスターの生産モデルを発表した。

待望の2シーターオープンモデルは、新たに374psを発生するプラグイン・ハイブリッド・エンジンを得た2+2シーターのクーペモデルとともに、来年初頭には英国市場へ導入予定だ。

i8ロードスターは2012年にコンセプト・モデルが北京で発表され、その2年後にはラスベガスで開催されたCESでより量産仕様に近いモデルが発表されたにもかかわらず、登場から5年以上を経てようやく発売されることとなった。

この長期におよんだ検討期間のあいだに、BMWのiブランド初のオープントップ・モデルには新しく開発されたルーフ構造が採用されることになった。この新しいルーフはボタンを押すだけでキャビン後方にある2枚のパネル下に収納される。

大きなファブリック製パネルとレールで構成されるルーフは、50km/hまでの速度であれば走行中でも15秒で収納する事ができる。

この新しいルーフを収納するため、BMWは補強フレームと強化されたクウォーター・ウィンドウを採用しウィンドウ・スクリーンに改良を施した。

風除けとしても使用するために2重構造へと変更されたリア・ウィンドウはルーフとは独立して開閉可能である。

外観上の違いは? 重量増は何kg?

ロードスター・モデルと同じく2018年初頭の販売が予定されているi8クーペと比べての外観上の変更点としてはリア・サイドウィンドウが無いことがあげられる。

代わりにロードスター・モデルには「Roadster」の文字が刻まれたアルミニウム調の黒いパネルが装着される。

i8クーペのリフトバック式テールゲートもロードスターでは長大なエンジンカバーにとって代わられる。

BMWによれば、i8の炭素繊維強化プラスティックとアルミニウム製の構造はロードスター・モデルの重量増を最小限に抑えており、その重量は改良型クーペ・モデルの1594kgに対して60kg増に留まる。

キャビンではi8クーペの2+2レイアウトに対して、ロードスターは2シーターとなり、その結果、リア・バルクヘッドに設けられた3カ所の収納と併せ、92ℓの追加スペースが確保されている。

クーペとロードスターともにダッシュボード・デザインが改良されており、最新のiDriveシステムを採用した8.8インチ・モニターによるタッチスクリーンとコンソール中央に設けられたダイアル式ロータリー・コントローラーが備わる

また、この新しいロードスターには新デザインのシートと、オプションでヘッドアップ・ディスプレイ、更には新たなトリムが設定され、ダッシュボードへのカーボン・トリムやセンターコンソールにセラミック製コントローラーを選択することができる。

パワートレインはクーペと共通 数値も明らかに

ドライブトレインには、現行クーペ・モデルが採用するBMWが「LifeDrive」と呼ぶプラグイン・ハイブリッドユニットの改良版が搭載される。

BMW製1.5ℓターボチャージャー付き3気筒ガソリンエンジンがキャビン後方のミドシップに積まれるとともに、フロント・アクスルには電気モーターが取付けられ、モーターによる前輪駆動かモーターとエンジンによる4輪駆動が可能となっている。

エンジンは引き続き231psと32.6kg-mを発生させ、6段オートマティック・トランスミッションを介して後輪へと伝達される。一方、電気モーターのトルクは現行i8クーペ同様の25.4kg-mだが、出力は12psアップの143psとなり、2段のギアボックスを経由して前輪を駆動させる。

合計で出力は374ps、トルクは理論上58.1kg-mとなるが、トルクに関しては常にグリップとトラクションに応じた出力制限が行われる。

ドライビング・モードは5つ設定されており、コンフォート、スポーツ、ハイブリッド・モードにおけるエコ・ドライブと、電動モードでのコンフォートとエコ・ドライブとなる。

BMWによればロードスターの0-100km/h加速は4.6秒、新型クーペは4.4秒とのことであり、両モデルとも最高速度は250km/hに制限される。

ドライブトレインの変更には改良型リチウム・イオンバッテリーの採用も含まれる。新型バッテリーのセル容量はこれまでの20Ahから34Ahへと増加し、エネルギー容量も7.1kWhから11.6kWhと向上している。

BMWによれば、この新バッテリーの採用により、欧州テストサイクルにおいて、i8ロードスターと新型i8クーペの航続距離はそれぞれ、53kmと55km延長されているとのことだ。

さらに最新の360°充電システムも用意され、BMWのi充電ステーションでは7.2kWの容量により、i8ロードスターとクーペ・モデルともに、3時間以内に80%までの充電が可能となっている。

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