もくじ
どんなクルマ?
ー MPV→SUVに パッケージングに配慮
どんな感じ?
ー 5008 特に2列目シートの仕組み、秀逸
ー 1.2ℓ3気筒はパワフル トルコンATも利口
「買い」か?
ー 「SUV化」 プジョーの判断は賢明
スペック
ー プジョー5008 GTライン 1.2ピュアテックのスペック
どんなクルマ?
MPV→SUVに パッケージングに配慮
もしあなたがMPVの見た目はちょっと冴えないとお思いなら、プジョーも同じとみえる。マッチョなクルマが好きなユーザーの嗜好にあわせて、彼らは新しい5008をMPVから大きなSUVに変更した。
この5008は大きなCセグメントのクルマであるが、同じくCセグメントの5人乗りプジョー3008より190mm長く、モデルチェンジ前より110mmも幅広なので、これをDセグメントだと考えても問題ない。
5008は5種類のトリムレベル、アクティブ、アリュール、GTライン、そしてGTから選択可能。エンジンは、130psと165psのガソリン、100、120、150と180psのディーゼルから選べる。
トランスミッションは、6速マニュアルと6速と8速のトルコンATが用意される。
7シートのインテリアは多才で、3列目の独立したシートはフラットに折りたたむことができる。完全に取り外すことも可能だ。この場合、ラゲッジスペースは720ℓから1060ℓに増える。
すべてのモデルで、ハンドルの上から覗く最先端のi-コックピット12.3インチディスプレイが計器盤として備わり、ダッシュボードの中央上部には8インチのインフォテインメント用タッチスクリーンが鎮座する。
どんな感じ?
5008 特に2列目シートの仕組み、秀逸
インテリアが多才なため、家族や周りのひとを、たんに運ぶだけのクルマではないと感じる。
なかでも2列目のシートは際立っている。レッグスペースと背もたれの角度をそれぞれ別々に調整することができるのだ。ふたつの3列目シートも独立しており、ワンタッチで床から引っ張り出すことができる。
シートの重さは11kgで、畳まれた状態で床から持ち上がるため、簡単に取り外すことができる。正しく操作しないとシートは開いてしまうが、コツさえつかめば取り外しに苦労しない。
2列目のフロアにはふたつの物入れがあり、はねぶたの下にきちんと隠されている。また、前席のシートバックには折り畳みテーブルが備えつけられており、助手席の背もたれは前に倒れてピクニックテーブルに早変わりという具合である。
内装はサテンクロームのトリムで仕上げられ、表面はすべてマットな肌合い。GTラインのシートは全体がキルト風の人工皮革で仕上げられており、アリュールは一部が人工皮革、GTはオールレザーのシートとなる。ダッシュボードの表面はファブリックで覆われている。モダンな仕立てだ。
i-コックピット計器盤のセットアップは巧妙で、画面構成はステアリングのローラースイッチで選択できるため、色々と使ってみたくなる。
タブレットスタイルの8インチ・タッチスクリーンは同じく高い位置にマウントされているが、モード切り替えは物理スイッチだから使いやすい。
メータースクリーンがよく見えるようにステアリング径は小さく、ハンドルの上と下はフラット。これは慣れるまでに時間がかかるだろう。見た目も使い心地もちょっと奇妙である。
走りはどうだろう?
1.2ℓ3気筒はパワフル トルコンATも利口
1.2ℓガソリンエンジンは驚くほど力強く、A級B級の道路での追い越しはいとも簡単。高速道路でのクルージングもイラつき皆無、風切り音も小さいため会話も容易である。
ただ5008の6速マニュアルギアボックスはシフト感覚があまり良いとは言えず、低速ではちょっと引っ掛かることがあり、リンケージもやや硬い。
6速トルコンATのほうはスムーズで変速も十分速く、そのためエンジンや走行も概してスムーズに感じられる。ギアの選択は電子インパルス制御なので、正確で使いやすい。
ステアリングは軽い。もう少し重たくてもいい。しかし5008のボディは、サイズを感じさせないほど思いどおりの動きをする。曲がりくねった田舎道でも、頑張ってコントロールしている感覚はない。
ただ、試乗車は18インチホイールを履いていたため、路面の荒れたところではちょっと乗り心地が悪くなる。
「買い」か?
「SUV化」 プジョーの判断は賢明
もっとも売れ筋と思われるアリュール1.2ℓピュアテック130 S&Sの価格は£26,295(390万円)、エントリーレベルのアクティブ1.2ℓピュアテック130 S&Sは£24,495(363万円)、そしてトップレンジのGT BlueHDi EAT8 180 S&Sの価格は£35,895(532万円)である。
賢明にもプジョーは購入に際して外見が非常に重要であると認識しており、SUVスタイルがとても人気のあることもわかっている。
SUV仕立ての見た目になってもMPV級の実力を有するのは加点ポイント。おまけにオプションも豊富である。5008は他のどのクルマにも似ておらず、それゆえ如才ないのだ。
プジョー5008 GTライン 1.2ピュアテックのスペック
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