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ニューモデル 2017.9.24

ボルボ設立90周年 傑作車、何台存在するのか?(後編)

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ボルボ740 & 760 (1982)


ボルボの当時のデザイナーであるヤン・ヴィルスガールドは、手始めに50のデザインを起こし、20に絞った上で、そこから8台のクレイモデルを造った。さらに候補は2台に絞られ、実寸大のモックアップへ昇格した。これだけの労力を費やしたにも関わらず、シャープなエッジと直線基調がたたり、その評価は世界的に芳しくなかった。しかし、安全性は高かった。

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ボルボ780 (1985)


700シリーズのセダンとワゴンはボクシーといわれるが、アメリカ市場とイタリア市場向けに設定された780クーペは、バランスのとれたスタイリングだった。この2ドアクーペは、ベルトーネがデザインを担当し、エンジンはガソリンもディーゼルも6気筒を搭載した。1985年から1990年の間に、わずか8518台が造られたのみだ。

ボルボ480ES (1987)


1800ESの穴を埋める為に導入された480ESは、ポップアップ・ヘッドライトとクリーンなスタイルを持つ、シューティングブレークである。1.7ℓか2.0ℓのルノー製エンジンを選択でき、前者にはターボ付きも用意された。コンバーチブルも開発され公表されたが、生産には至らなかった。しかし、440/460の派生車種となるハッチバックとサルーンは生産に移され、忘れられない存在となった。

ボルボ850 (1992)


一見、850は740の大がかりなフェイスリフト版に思えなくもないが、実際には全面的に刷新されている。ボルボは大型モデルのFF化を図り、リアにはマルチリンク・サスペンションを導入した。その成果は、安全かつラグジュアリーであり、走りも楽しめるクルマに仕上がっていた。中でも253psのT-5Rは、シリアスなパフォーマンスカーだ。

ボルボECC (1992)


外観は1998年に発売された初代S80に酷似する、コンセプトカーのECC。その目的は、品質や安全/快適性、パフォーマンスを追求しつつ、同時に環境にもできるだけ配慮したクルマの創造である。ターボとハイブリッドシステムをあわせ持つパワートレインは、優秀なパフォーマンスと経済性を兼ね備える。

ボルボC70クーペ (1997)


2006年に発売された2世代目のC70はクーペとカブリオレを両立するモデルであるが、初代モデルではクーペかカブリオレを選択する必要があった。スタイリッシュで、T5グレードは速さも満足できたが、カブリオレは屋根を開けると絵になる代わりに、車体剛性に懸念があった。

ボルボS80 (1998)


1990年に700シリーズを受け継いだ940と960は、1996年にS70とV70として再導入された。
1998年に導入されたS80は、セダンのS70の後継である。一方で、V70エステートは2000年まで販売が継続された。エンジンは5気筒か6気筒かの選択が可能だった。

ボルボは1999年、乗用車部門がフォードに買収され、トラック部門はボルボ・コーポレーションとして独立した法人となる。以降、ボルボの乗用モデルにはフォードのプラットフォームが順次適用され、2006年導入のEUCDプラットフォームは、2007年のXC70/V70とS80、2008年のXC60、2010年のS60/V60に採用されている。

ボルボV70 (2000)


現在までに3世代のV70が存在するが、それらは基本的なキャラクターが共通する。安全で、大きく、素晴らしく快適であることだ。ヨーロッパ全域で多くのV70が警察車輛として採用されているが、そのことは、仕様によってはスピードもそのキャラクターに含まれることを暗示する。

アメリカでは、かつて頑強な通学の足だったステーション・ワゴンが、SUVの台頭によって苦戦を強いられることになる。2010年、ボルボはアメリカでのV70の販売を停止し、車高を引き上げた派生車種のXC70のみを投入することとした。

ボルボXC90 (2002)


ボルボが初めてSUVの開発に踏み切った時、多くの人は、それが良い結果に繋がるとは思わなかった。2002年にXC90が発表されると、瞬時に納車待ちリストが埋まった。その後、過剰な需要は収まるが、この7人乗りSUVの初代は2014年まで生産が続けられた。中国では、今なお生産されている。

ボルボC30 (2006)


安全性と実用性を第一に考えるメーカーの商品としては、C30は興味深いクルマである。モダンなフォーカスをベースに、クリーンな外観とドライブを楽しめるキャラクターを持ち合わせていた。しかし、狭いトランクスペースと2人しか掛けられないリアシートは、実用性に欠いた。

ボルボV60 (2010)


車内空間よりもスタイルを優先する購入者向けに開発された、スポーティなワゴンのV60は、2010年の発売時にボルボのラインアップへ新風を吹き込んだ。2012年に発売されたディーゼルハイブリッド仕様は、その販売価格に反して瞬時に完売し、ボルボに増産を決意させた。

ボルボV40 (2012)


1995年に導入された初代V40は忘れがたいクルマだ。三菱と共同開発され、兄弟車のカリスマはセダンとハッチバックだったが、ボルボではセダンのS40とワゴンのV40をラインナップした。しかし、このクルマは驚くほど冴えなかった。

フォード・フォーカスのコンポーネンツをベースとした2代目は、ボルボの持つ伝統的な長所が反映されたよい出来栄えだ。しかも、それは小さく、手頃なパッケージを提供する。

ボルボ・コンセプト・クーペ (2013)


生産に移行しなかったことが残念でならない。このモデルは、C70の後継としてこの上ない資質を備えていた。しかし、世界的にクーペの需要が停滞しており、下された決断は驚くに値しないのかもしれない。このコンセプトカーは、405psを発生するガソリンハイブリッドを搭載し、四輪を駆動する。

ボルボ・コンセプトXCクーペ (2014)


2014年1月、デトロイト・オートショーでその姿が公開されたこのモデルは、ボルボの将来のデザイン・トレンドを示唆するもであった。即座に、ボルボは2世代目のXC90にこのコンセプトカーの幾つかのテーマを取り入れたが、このショーカーそのものの量産化を強く望みたい。

ボルボXC90 (2014)


2009年、中国の吉利汽車は、フォードからボルボを買収。ボルボはSPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)と呼ばれる、柔軟性に富んだ新しいプラットフォームを開発するプログラムへの、巨額の投資を得る。2世代目のXC90で初めて採用されたSPAは、この大型のSUVに快適性と安定性を与えた。このクルマで、インテリアの品質向上とテクノロジーの刷新も行われ、はじめて名実ともにプレミアムカーと呼ぶに相応しい車格を得た。

ボルボXC60 (2017)


初代XC60は、XC90の成功を受けて開発された。同様の長所を受け継ぎつつ、5人乗りの手頃なパッケージで登場した。間もなく販売が始まる新型XC60では、ボルボの最新パワートレインが展開される。最上位車種のT8は、ターボとスーパーチャージャーを共に備える2.0ℓガソリンエンジンに加えて、電気モーターも搭載する。

ボルボXC40


ボルボはXC40で、プレミアム・コンパクトSUV市場に初参入する。ボルボのブランドバリューに裏打ちされた、安全性を前面に打ち出すこのモデルは、ボルボ史上に残るベストセラーになるかもしれない。

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(AUTOCAR JAPAN 編集部)

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