現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > プジョー308GTi試乗 マイナーチェンジでも印象「変化なし」 不満といい面が同居

ここから本文です
ニューモデル 2017.7.10

プジョー308GTi試乗 マイナーチェンジでも印象「変化なし」 不満といい面が同居

  • みんカラ つぶやく
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

■どんなクルマ?

マイチェンしたが、変更なし

    現代版「シトロエンHバン」 シトロエン商用車用のボディ・キットが製品化へ

モデルライフ中盤のプジョー308が、マイナーチェンジを実施すべき時期を迎えた。

もちろん、それはホットモデルのGTiも同じで、エクステリアでは新造型のボンネットやグリル、ランプ類のレンズ、インテリアでは反応が改善したインフォテインメントシステムのディスプレイが採用されている。

レギュラーモデルとは異なり、GTiはエンジンをはじめとするメカニズムに変更が加えられなかった。

つまり、「RCZ R」由来の1.6ℓターボは270psのままでキャリーオーバーされる。トランスミッションは6段MTで、トルセンLSDを介して前輪を駆動するのも同様だ。

標準仕様に対して11mmダウンした車高や、増大したネガティブキャンバー、ミシュラン・パイロット・スーパースポーツもそのまま。

フロントブレーキは380mmのディスクを持つアルコン製で、キャリパーにはプジョースポールのロゴが入る。


■どんな感じ?

308GTi、乗った印象も変わらず

と、ここまで読めば、走らせて違いが出ることはないだろうと思うはず。実際、改良前との差はなかった。

今回、公道上では試乗できなかったものの、これまでと何ら変わりないように感じられたというのが正直な感想だ。

それはつまり、308の他グレードはほとんどが400ccのダウンサイズを果たしたなか、GTiはパワーデリバリーがリニアで強力に感じられるエンジンを変わらず積んでいるということでもある。

ホンダがシビック・タイプRに載せた2.0ℓターボほどには回らず、サウンドの高まりもとりたててその気にさせるような類のものではないが、実力のあるエンジンなのは確かだ。

パイロット・スーパースポーツを履くだけに、グリップのレベルは高いが、それがサーキットをハードに走るにはいささかシャシーが柔らかすぎるのを目立たせてしまう。

パワーをかけたままエイペックスへ向かうと、デフがノーズを引っ張るフィールがハッキリとあるが、やや強すぎるかもしれない。

圧倒的にフロントが引っ張るクルマだが、スロットルペダルを戻せばタックインを使える。コーナーへ思い切って飛び込むとテールがじりじりと流れ、パワーを頼りにアクセルを踏みつづけると、リアの「すべり」は抑えられる。

ただ、なんとか修正できなかったものかと思う「玉にキズ」な箇所が2点ある。


要改善 ステアリングとギアボックス

「玉にキズ」な2点は、ステアリングとギアボックスだ。プジョーがiコックピットと呼ぶ運転席は、ハイマウントな計器盤と合わせて小径ステアリングホイールを備えるが、それが極めてクイック。

操舵量は少なくて済む反面、時としてアクティブすぎる。前輪からのフィードバックは実に小さい。

そしてギアボックスは、ギア比の選定は適切だが、シフトの感触が曖昧で、まったく満足できるものではない。正直言って、サーキットはこのクルマを試乗するには不向きな場所だ。

しかしフォルクスワーゲン・ゴルフGTIのように、速く、かつ比較的実用的なハッチバックという点では、なかなか悪くない。燃費やCO2排出量は納得のいくレベルで、ハードコアなライバルたちより乗り心地もいい。

内装は「乗り手しだい」 質感◯

インテリアについては、「i-Cockpit」が馴染めるかどうかが問題だ。ドライビングポジション次第では、ステアリングホイールが計器類の視認性を損なうかもしれない。ただし、誰もがそうなるという話ではない。

内装のクオリティに関しては、広い範囲にソフトなタッチのプラスティックが用いられ、ステアリングホイールとドアハンドルに巻かれたナッパレザーが、見た目でも手触りでも高級感を醸し出す。

GTiならではのアイテムとしては、サポート性に優れたスポーツシートや計器類の赤いバックライト、そして数カ所に配されたGTiロゴが挙げられる。


インフォテインメントは不満

インフォテインメントシステムは、以前より多少は動きが速くなったが、そのほかは相変わらず不満が残る。

アイコンのいくつかは小さすぎ、それでいて操作はすべてタッチパネル経由だ。エアコンひとつ調整するにもメニュー画面から何階層か進まなければならないわけで、物理スイッチがあればいいのにと思わされることは少なくない。

■「買い」か?

£29,405(433万円)という価格は、ホットハッチとして最安値というわけではないが、十分なパワーや充実した装備類、低いランニングコストなどで埋め合わせが利く程度だ。

フォルクスワーゲン・ゴルフGTIの対抗馬としては、確かにメリットがある。そうは言っても、走りを重視するドライバーにとっては、もっと楽しめる選択肢が、ほかに数多く存在する。

プジョー308GTi

  • みんカラ つぶやく
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

(AUTOCAR JAPAN アラン・テイラー-ジョーンズ)

コメントの使い方

みんなのコメント

ログインしてコメントを書く

(株)カービュー関連サービス

メールマガジン メールマガジン

愛車無料一括査定

あなたの愛車今いくら?

車の種類を選択
事故車 商用車
お住まいの郵便番号を入力
-
※郵便番号がわからない方はこちら

※(株)カービューのページへ移動します