メルセデス・ベンツ Eクラスワゴンは、ちょっぴり存在感が特殊なクルマである。性能がどうだとか荷室が広いということ以上に、ステータスシンボルとして確固たるポジションを確立してきた。平たく言ってしまえば、昔から“お金持ちのクルマ”として上品な輝きを放ってきた。
そのEクラスワゴンに、「オールテレイン」という新顔が間もなく加わる。ステーションワゴンをベースに車高をややアップし専用のエクステリアを加える、という手法は新しくはない。スバルは随分前に「レガシィ アウトバック」を出しているし、プレミアムセグメントにおいてもアウディが「A6オールロード」を設定したのは2006年。もう10年以上前だ。けれどもEクラスワゴンに“それ”が設定されるとなると、今まで振り向かなかった顧客も反応する可能性はある。
今回、そのプロモーションビデオ(PV)が公開されたが、その中身がニクい。ゆっくり走っているだけで、ぜんぜんクルマの性能を宣伝していないのだ。普通ならデザインの良さやアレもコレも付いていますと魅力をアピールしてきそうなところだが、Eクラスオールテレインときたら舗装路や少々の雪上を軽でも抜き去れるぐらいの速度で流しているだけ。
それなのに存在感はある。やはりEクラスオールテレインには王者の貫禄が身についているのか。発売は欧州では3月にスタート、日本導入も待たれる段階だ。今後の市場の反応が楽しみである。
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