現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > メルセデス・ベンツ ベストセラーの先進性を踏襲した新世代SUV「GLC」がデビュー

ここから本文です

メルセデス・ベンツ ベストセラーの先進性を踏襲した新世代SUV「GLC」がデビュー

掲載 更新
メルセデス・ベンツ ベストセラーの先進性を踏襲した新世代SUV「GLC」がデビュー

メルセデス・ベンツ日本(以下MBJ)は2016年2月9日、SUVの新型GLCを発表して同日より発売を開始した。2008年デビューの「GLK」の事実上の後継車だが、今回は同社のベストセラーモデルであるCクラスと同等の安全・快適装備を与えた。そのため、車名についてもメルセデスのSUVモデルを表す「GL」と、車格を表す「C」を組み合わせた「GLC」に刷新された。

GLCのボディサイズは全長4660×全幅1890×全高1645mm(GLC250 4MATIC)と、Cクラス同様に日本の道路事情や駐車場環境においても扱いやすいのがメリットだ。大きく切れるステアリングによって最小回転半径は5.7mを実現。スポーティでダイナミックな最新のメルセデス・デザインを踏襲しており、オーバーハングは短め。クーペのようなルーフラインと長いホイールベースが、すらりとした優美なサイドシルエットをもたらしている。エアロダイナミクスの分野をリードするメルセデスに相応しく、新型GLCもボディ細部にわたる徹底した空力最適化を徹底。その結果、Cd値は0.31(先代GLKは0.34)というセグメント最高水準の空力特性を実現。空気抵抗を抑えることで、風切り音を減少させるとともに燃費効率を高めている。パッケージングでも進化は明白だ。室内は先代GLKに比べて前後席ともに乗員のための空間を拡大。特に後席レッグルームは57mmも延長されて、ゆったりとしたスペースを確保している。足元スペースも34mm拡大され、乗降時の快適性が大きく改善している。またインテリアにはCクラス同様に機能的で上質なデザインを採用。8.4インチディスプレイを備えたCOMANDシステムにはタッチパッドも採用されて、最新世代へと進化した。

新しいGLCのパワートレーンには最高出力211ps(155kW)、最大トルク350Nmを発揮する2.0L直列4気筒BlueDIRECTターボエンジンを採用。トランスミッションにはメルセデス最新の9速オートマティックトランスミッションである「9Gトロニック」を組み合わせた。現時点で最多段となるこのトランスミッションは、ひとつのギアが受け持つ速度域が狭くなるために変速ショックとエンジン回転数の上昇が抑えられ、静粛性と燃費の両方を高いレベルで実現する。

先代GLKのV6型3.5Lエンジンと比べて大幅にダウンサイジングしたことにより、燃費は13.4km/L(JC08モード)と約15%向上。その一方で最大トルクはほぼ同等の350Nmを確保し、SUVモデルに相応しい力強い動力性能と燃費経済性という一見相反するメリットを高レベルで両立している。また最新の全天候型フルタイム4輪駆動システムの4MATICを搭載。エンジントルクを前輪45%、後輪55%の比率で配分し、さまざまな天候や路面状況下で最適なトラクションを発揮する。

フロントサスペンションには4リンク式を採用。リンク機構とストラット式スプリングを独立させることで、理想的な動きを実現できたという。リヤサスペンションは伝統のマルチリンク式を踏襲。さらに走行状況に応じてダンパー内のオイル流量を変化させ、減衰力を調整するアジリティ・コントロール・サスペンションを採用。さらに、5つのモードからドライバーが望むキャラクターに瞬時にセッティング可能な「ダイナミックセレクト」も標準装備する。

安全面でも最新鋭の技術を搭載している。全車標準装備のレーダーセーフティパッケージをはじめとする安全運転支援システムは、ドライバーの疲れを最小限に抑える快適性が安全なドライブに貢献するという思想に基づき、安全性と快適性を高次元で融合させたものだ。メルセデスはこれを「インテリジェントドライブ」と総称している。

その土台となっているのが、クルマの周囲ほぼ360°をカバーする複合的なセンサーシステムだ。さらに夜間の安全なドライブをサポートするLEDインテリジェントライトシステムも全モデルに標準装備する。

ユーティリティの面でも注目だ。車両周囲の状況をモニターする「360°カメラシステム」や、自動操舵・ブレーキ機能により縦列駐車と車庫入れをアシストする「アクティブパーキングアシスト」を標準装備。ラゲッジスペースも先代GLKより100L大きい550L(VDA方式、以下同)を通常時に確保し、後席バックレストを倒せば最大1600Lまで拡大。ワンタッチ操作でテールゲートが自動開閉し、開口角度も調整できる「EASY-PACK自動開閉テールゲート」も標準装備している。

GLCのラインアップとメーカー希望小売価格は以下の通り。

さらにMBJでは、新型GLCの発表を記念した特別仕様車の「GLC250 4MATIC Edition 1」も全国限定250台でリリースした。本特別仕様車は「GLC250 4MATIC Sports」の本革仕様をベースに、ダイヤモンドホワイトの外装色に20インチAMG マルチスポークアルミホイールを採用し。サイドには専用の“Edition 1”バッジが装備されている。

インテリアには特別なナメシ加工により滑らかで上質に仕上げられたdesignoナッパレザーを採用したシートをはじめ、センターとドアのアームレスト、ダッシュボード上部、ベルトラインといった随所にクリスタルグレーカラーのステッチを施し、designoブラックベロアフロアマットと合わせてスポーティでありながら高級感あふれる室内空間を演出。またシートベルトにもクリスタルグレーカラーを採用し、内装にも専用の“Edition 1“バッジを特別装備する。

「GLC 250 4MATIC Edition 1」の詳細なスペックと価格については以下の通りだ。

■AutoProve 有料メルマガ 毎週金曜 配信中!メルセデス・ベンツ アーカイブメルセデス・ベンツGLKクラス中古車情報メルセデス・ベンツ日本 公式サイト

この記事を画像付きで読む(外部サイト)

こんな記事も読まれています

たった9台の激レアなアルファロメオTZ3! V10 OHVエンジン搭載のその中身はなんと「ダッジバイパー」だった!!
たった9台の激レアなアルファロメオTZ3! V10 OHVエンジン搭載のその中身はなんと「ダッジバイパー」だった!!
WEB CARTOP
ブラックのベントレーウイングが印象的なベントレー・ベンテイガの特別仕様車が登場
ブラックのベントレーウイングが印象的なベントレー・ベンテイガの特別仕様車が登場
カー・アンド・ドライバー
ロイヤルエンフィールド INT 650 発売、価格は94万7100円より…ブラックアウトの「DARK」を新設定
ロイヤルエンフィールド INT 650 発売、価格は94万7100円より…ブラックアウトの「DARK」を新設定
レスポンス
いまの若者にも「パブリカ」の偉大さを伝えたい! いまの大ヒット車「ヤリス」に繋がるご先祖が「超国民思い」のクルマだった
いまの若者にも「パブリカ」の偉大さを伝えたい! いまの大ヒット車「ヤリス」に繋がるご先祖が「超国民思い」のクルマだった
WEB CARTOP
写真の中のセナが蘇る? アイルトン・セナ没後30年を偲ぶ【オートモビルカウンシル2024】
写真の中のセナが蘇る? アイルトン・セナ没後30年を偲ぶ【オートモビルカウンシル2024】
くるくら
”宙ぶらりん”の来季WRCレギュレーション。変更望むFIAにマニュファクチャラーが反発か
”宙ぶらりん”の来季WRCレギュレーション。変更望むFIAにマニュファクチャラーが反発か
motorsport.com 日本版
スズキ新型「高級SUV」発表! 「絶対“スピード違反”させないマシン」搭載! 900万円超えの「アクロス」伊に登場
スズキ新型「高級SUV」発表! 「絶対“スピード違反”させないマシン」搭載! 900万円超えの「アクロス」伊に登場
くるまのニュース
驚くほど快適になった!──新型ランドクルーザー250シリーズ試乗記(速報)
驚くほど快適になった!──新型ランドクルーザー250シリーズ試乗記(速報)
GQ JAPAN
先端を交換できる「差し替え式ピックツール」が発売!
先端を交換できる「差し替え式ピックツール」が発売!
バイクブロス
【セミナー見逃し配信】※プレミアム会員限定「CES2024などに見るSDV・HMIやAI統合に向けたグローバルトレンド」
【セミナー見逃し配信】※プレミアム会員限定「CES2024などに見るSDV・HMIやAI統合に向けたグローバルトレンド」
レスポンス
スーパーGT第2戦富士のエントリーリストが発表。GT300の12チームが第3ドライバーを登録
スーパーGT第2戦富士のエントリーリストが発表。GT300の12チームが第3ドライバーを登録
AUTOSPORT web
【スクープ】最高出力は444psから671psにアップ!? アウディRS4アバント後継の電動ワゴンとなる「RS5 アバント」は攻撃的なデザインで登場か?
【スクープ】最高出力は444psから671psにアップ!? アウディRS4アバント後継の電動ワゴンとなる「RS5 アバント」は攻撃的なデザインで登場か?
LE VOLANT CARSMEET WEB
【特集:最新SUV「絶対試乗!」主義(1)】レクサスGX550オーバートレイルへはすべてで期待を上まわる
【特集:最新SUV「絶対試乗!」主義(1)】レクサスGX550オーバートレイルへはすべてで期待を上まわる
Webモーターマガジン
HKSからトヨタ「GRカローラ」用の新車高調が登場! 「HIPERMAX(ハイパーマックス) R」は街乗りからサーキットまで対応
HKSからトヨタ「GRカローラ」用の新車高調が登場! 「HIPERMAX(ハイパーマックス) R」は街乗りからサーキットまで対応
くるまのニュース
富士スピードウェイで開催されたモーターファンフェスタ2024に2万5000名以上が来場
富士スピードウェイで開催されたモーターファンフェスタ2024に2万5000名以上が来場
AUTOSPORT web
TokyoCamp の防炎タープ「ブラックフェニックスタープ」抽選販売受付がスタート!
TokyoCamp の防炎タープ「ブラックフェニックスタープ」抽選販売受付がスタート!
バイクブロス
損傷を被ったピアストリ、玉突き事故の原因を作ったストロールに批判的「あの状況で他の誰も衝突していない」F1中国GP
損傷を被ったピアストリ、玉突き事故の原因を作ったストロールに批判的「あの状況で他の誰も衝突していない」F1中国GP
AUTOSPORT web
トーヨータイヤ、SUV向け「オープンカントリー」2製品でサイズを追加
トーヨータイヤ、SUV向け「オープンカントリー」2製品でサイズを追加
日刊自動車新聞

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村