ウイリアムズはビッグチームと小規模チームの”協力関係”について、F1は一定の制限を設けなければ、参戦チームが減りかねないと考えているようだ。
現代のF1では、メーカーなどのビッグチームと小規模チームがパートナーシップを結んでいるケースが多く、そうした関係がない独立系チームは苦しい立場に立たされている。
■その名も”プロジェクト・ピットレーン”。英国拠点のF1チームがコロナ対策に団結
トロロッソ(現アルファタウリ)は、創設当初からレッドブルと姉妹チームである他、ハースはフェラーリと技術的な協力関係にある。レーシングポイントもメルセデスと密接に協力していると考えられており、2020年の新車RP20がメルセデスの2019年マシン『W10』に酷似していたことで話題となった。
ウイリアムズの副チーム代表であるクレア・ウイリアムズは、そうした協力関係を禁止することを望んでいるわけではないものの、一定の線引きは必要だと考えている。
「全てのチームにとって、F1を持続可能なスポーツにする必要があると思います」
「特にF1が財政モデルに関して行なってきた作業は、私たちのようなチームの持続可能性と安定性を生み出すためにとても大切です」
「全てのビジネスモデルに生き残る権利がありますが、このスポーツで繁栄する権利も必要です。それが本当に重要です」
「元に戻らないのであれば、私たちは今の状況を維持する必要があると思います。それ(チーム間の協力)が、チャンピオンシップの2層化を生むので、私たちは不満を持っています」
「全てのチームがポイントを獲得し、表彰台に上がり、レースに勝つチャンスがあるようなプラットフォームが望まれています。今はそうではありません」
ウイリアムズと同様の懸念を、マクラーレンも抱いているようだ。マクラーレンのチーム代表であるアンドレアス・ザイドルはプレシーズンテストで、2チームが共同で作業することでメリットが生まれることを防ぐ必要があると語った。
「2チームが協力することで、規則違反がないようにする必要がある。例えば、それによってリソースを増やしたり、スタッフを入れ替えたりね」
「予算制限の導入が2021年に迫っている今、それが実際に、どのチームに対しても同じ制限として機能するようにしなければならない」
「他のチームと協力しているかどうかは問題ではない。それ自体は問題ないし、特定のトピックに関してはレギュレーションでも許可されている。しかしモノコックや空力に関しては、共同で作業するのは明確に禁止されている。それが私にとって重要なことだ」
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