チーム再建を進めているマクラーレンは、2019年にチーム代表として元ポルシェのアンドレアス・ザイドルを招聘。昨シーズンはコンストラクターズランキング4位を記録するなど、チームは着実に上向きつつあった。
そして来る2020年シーズンに向けたプレシーズンテストの前半が、2月19~21日にカタルニア・サーキットで行なわれた。マクラーレンはこのテストで信頼性の面に集中しており、目標タイムなどは設定していなかった。
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ザイドル代表はこのテスト前半で特に大きな機械的な問題に苦しまなかったこともあり、とても満足していると振り返った。
「正直に言って、我々は様々な理由からこれまでの歩みについて、本当に、本当に満足しているんだ」と、ザイドル代表は言う。
「周回数と我々がこれまでに示した信頼性を見ると、マクラーレンにとって近年では最高の冬季テストの始まりだと言える」
「これは素晴らしい成果であり、こうしたステップを踏むために費やした全ての努力が報われていることを示す兆候でもある。だからとても嬉しく思っている。テストや計画の面では、既にリストの多くの項目を確認できたことにも満足している」
「こうした信頼性がなければ、我々は毎日計画に従って走ることはできなかっただろう」
テスト前半のタイムを見ると、マクラーレンはカルロス・サインツJr.が総合12番手タイムとなっている。しかしザイドル代表はこれまでのところ、チームにとってタイムシートの順番はあまり大きな問題ではないと話す。
「我々は自分たちのことに集中していて、ラップタイムなどには気を散らしていない」
「我々はマシンにパーツを絶え間なく持ち込む。ファクトリーから遅れて届けられる物もある」
「こうした勢いを我々が手にしている姿を見るのは素晴らしいことだ。例えばテスト3日目には、朝に新しいフロントウイングを試した。そしてこれまでのところ、マシンは我々の予想したとおりに動いている。だからそうした相関関係を目にできて素晴らしいし、私としても非常に満足だ」
26日からはプレシーズンテスト後半が開始されるが、ザイドル代表はテスト後半にさらにパーツを持ち込み、開幕戦オーストラリアGPに向けて開発を進めていくと語った。
「次のテストには、メルボルンへ向かう前に可能な限りマシンからパフォーマンスを引き出すために、テストにパーツを続けて持ち込むプログラムが準備されている」
「パフォーマンスに関しては、まだ初期段階だと思っている。しかしこれまでのところは満足している。今年のマシンはさっき言ったように意図したように機能している。だから疑問は持っていない」
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