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WECオースティン:レベリオンがプラクティス最速。トヨタ7号車はLMP2の後塵を拝する苦しい展開に

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WECオースティン:レベリオンがプラクティス最速。トヨタ7号車はLMP2の後塵を拝する苦しい展開に

 WEC世界耐久選手権は2月22日、アメリカ・テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で、WECサンパウロの代替戦として行われる2019/20年シーズン第5戦ローン・スタ・ル・マンが開幕。通常とは異なり走行初日が予選日となるなかでフリープラクティス1回目と、同2回目が行われ、レベリオン・レーシングの1号車レベリオンR13・ギブソン(ブルーノ・セナ/グスタボ・メネゼス/ノルマン・ナト組)両セッションともにトップタイムを記録した。

 土日でのツーデイズ開催となる今戦はフリープラクティス3回目がなくFP1、FP2が行われる初日に公式予選が実施される。そのため各チームはいつも以上に迅速なデータ解析と、セッティングの合わせ込みを行う必要がある。
 
 そんなWEC第5戦最初のセッションは現地時間8時にスタート。気温11度、路面温度17度の晴天、ドライコンディションのなか全30台が走行を開始した。そのなかで、まずトップに躍り出たのはセバスチャン・ブエミ駆るTOYOTA GAZOO Racingの8号車トヨタTS050ハイブリッドで、3周目に1分52秒164をマーク。
 
 しかし直後にフィリペ・アルバカーキがドライブするユナイテッド・オートスポーツの22号車オレカ07・ギブソンが1分51秒390というタイムで総合首位に。このLMP2カーは翌3周目には1分50秒488までタイムを伸ばしている。
 
 セッション開始から17分後、8号車トヨタのブエミが1分50秒132を記録してトップに返り咲く。だが、メネゼス駆る1号車レベリオンがこれを逆転。1分49秒957をマークし、このセッション最速となっている。

【タイム結果】2019/20年WEC第5戦オースティン FP1&FP2

 総合2番手は8号車トヨタ、同3番手に22号車オレカがつけた。LMP1のもう1台、7号車トヨタTS050ハイブリッドは“トップハンデ”の影響か、タイムが伸ばせず総合9番手に留まっている。

■LMP2カーがトップ3圏内に進出

 予選前最後の走行機会となるFP2は気温16度、路面温度28度というドライコンディションのなか、12時45分にグリーンシグナルが点灯。この直後、8号車トヨタが予選シミュレーションを行い、中嶋一貴が1分49秒928をマークしてタイムシートの最上段につける。
 
 しかし、ライバルのレベリオンも応戦しメネゼスが計測2周目に1分48秒804を記録。FP1に続き総合トップに立った。その後、8号車トヨタが1分49秒458までタイムを縮めるものの、順位に変動はなくそのままセッション終了となっている。
 
 総合3番手にはまたしてもLMP2カーが入り、同クラス首位となったレーシングチーム・ネーデルランドの29号車オレカ07・ギブソンが1分49秒863をマークしている。小林可夢偉組の7号車トヨタは1分51秒185で総合7番手だ。
 
 LM-GTE ProクラスはFP2で2分01秒716を刻んだ、ポルシェGTチームの92号車ポルシェ911 RSRが最速。アストンマーティン・レーシングの95号車アストンマーティン・バンテージAMRが0.053秒差で続き、FP1トップとなった97号車アストンマーティンを含むこの3台のみが2分01秒台に入っている。
 
 LM-GTE Amクラスのトップはデンプシー・プロトン・レーシングの77号車ポルシェ911 RSRで、タイムは2分02秒192。2番手にはアストンマーティン・レーシングの98号車アストンマーティン・バンテージAMRがつけ、同3番手に石川資章とケイ・コッツォリーノが乗り込むMRレーシングの70号車フェラーリ488 GTE Evoが入った。
 
 WEC第5戦ローン・スター・ル・マンの予選は、22日17時40分(日本時間23日8時40分)から行われる。

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