2月21日、ロードレース世界選手権MotoGPに参戦するアプリリア・レーシング・チーム・グレシーニは、カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで2020年シーズンに使用するアプリリアRS-GPをアンベイルした。
2015年にファクトリー仕様のRS-GPをグレシーニ・レーシングに供給し、MotoGPに復帰したアプリリア。復帰後はトップ10フィニッシュは見られるが、表彰台獲得はまだ達成していない。
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2020年は、昨年同様にアレイシ・エスパルガロとアンドレア・イアンノーネの布陣で最高峰クラスでの表彰台獲得に挑む予定だ。テストライダーは引き続きブラッドリー・スミスが務めRS-GPを開発していく。
チームは2019年に体制が強化され、アプリリアレーシングのCEOであるマッシモ・リボラを筆頭に、テクニカルディレクターをロマーノ・アルベシアーノ、チームマネージャーはファウスト・グレシーニが引き続き務める。クルーチーフはアントニオ・ヒメネスがエスパルガロを担当し、ピエトロ・カプララがイアンノーネをマネジメントする。
発表された2020年型RS-GPは、新しいV90エンジンと空力が洗練されたことにより、大型に改良されたパッケージとなった。専用に開発されたシームレスギアボックスや、アルミニウム製のダブルレールフレームを備え、電子制御の側面も強化されたという。
カラーリングは昨年に引き続き、伝統のブラックを基調とし、チームの本拠地であるイタリアの緑、白、赤の3色を採用した。マシンの空力パーツなどが変更されているため、デザインは少し変更されている。
2009年にMotoGPクラスデビューを果たし、アプリリアで4年目のシーズンを戦うエスパルガロは「アプリリアに来てから大きな変化を逃していたので、間違いなくとてもポジティブなスタートだ」と2020年マシンについて語った。
「これまでも一生懸命働いてきたが重要なものがかけていたんだ。しかし2020年のバイクは完全に新しいものになり、大きな革命だ。2019年型マシンは速くなる術がないと感じたけど、セパンテストでは1ラップ目から新型マシンはもっと多くの可能性があると感じたし競争力があった」
「ただそのテストはひとつの例で、目の前には多くの仕事がある。ライバルはとても速いしMotoGPクラスはレベルが高いが、楽しい1年になるだろう」
チーム2年目のイアンノーネは、昨年末に行われたドーピング検査でタンパク同化ステロイド(アナボリックステロイド)の陽性反応が出たことで、暫定的に出場停止処分を受けているが、レース出場に意欲を示す。
「アプリリアが成し遂げた仕事を本当に誇りに思っている。アレイシとブラッドリーと話すと、新型マシンはとても良くて、かなり改良されたと言っていた。すぐにバイクを試したい。アンドレアとブラッドリーと3人で一緒に走れることを願っているよ」
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