アルファロメオ・レーシング・オーレンのキミ・ライコネンは、スペインのバルセロナ-カタロニア・サーキットで行われている2020年の第1回プレシーズンテストの2日目を終え、大きな問題もなく、順調に進んでいると述べた。
2020年型マシン『C39』のシェイクダウンを担当したライコネンは、この日が今回のテストでの初走行となった。セッション終盤にテスト2日目の最速タイムとなる1分17秒091をマークしたライコネンだが、その後スピンを喫してコース上でストップ。これにより、今年最初の赤旗が出された。
ライコネンが最速も今年初の赤旗もたらす。メルセデスが革新的ステアリングシステム『DAS』を投入/F1バルセロナテスト2日目
それでも、ライコネンはテストについてポジティブな感想を述べ、すべてが順調に進んでいるようだという。
「僕の最初のテストデーとしてはまずまずだった。重要なのは、大きな問題もなくすべてが順調に機能しているように見えることだ。直近の感想はとてもポジティブだけど、まだ始まったばかりだこれからも先は長いが、昨年に比べて一歩前進したと思う」
「僕たちがどのあたりの位置につけることになるかは誰にも分からないけれど、今のところは順調だ」
またアルファロメオのスポーティングディレクターを務めるベアト・ツェンダーは、テスト2日目も十分な走行ができたが、現時点ではタイムよりもドライバーの感想を重視していると話した。
「今日もまたC39をテストするにあたって有益な日となった。何の問題もなく、十分な走行距離を走ることができた。人はタイムを見るかもしれないが、今はタイムにはほとんど価値はない。重要なのは収集しているデータに集中し、ドライバーの最初の感想に耳を傾けることだ」
「終盤の赤旗を除いて、2日間にわたり中断なしの走行ができている。それこそ、我々が現在望んでいる状態だ。だがまだ新マシンについての過密な学習プロセスのほんの始まりにすぎない」
第1回目のテスト最終日となる21日は、アントニオ・ジョビナッツィが走行を担当する予定だ。
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