2019年シーズンのF1で苦戦を極め、通算1ポイントの獲得に留まったウイリアムズ。マシンの戦闘力が不足していることは明らかであり、ジョージ・ラッセル、ロバート・クビサら両ドライバーは厳しい戦いを強いられた。
今回ウイリアムズは、デイビッド・ワーナー、ジョナサン・カーターというベテラン技術者2名をチームの技術部門のキーパーソンとして迎え入れることを公表した。
■輝きを取り戻せるか。ウイリアムズ、2020年シーズンに向け”健全”な予算を確保
ウイリアムズは現在、組織再編を進めている最中だ。デーク・デ・ビア(空力責任者)、エド・ウッド(チーフデザイナー)といった面々の離脱に続き、昨年序盤には技術責任者のパディ・ロウがチームを離れるなど、状況は混乱していた。
新たに加入するワーナーは、これまでレッドブルF1チームに所属しており、ウイリアムズ加入後にはチーフデザイナーのポジションに就く。
彼は2014年からレッドブルで副チーフデザイナーとして働いていた。ウイリアムズの発表ではレッドブル/スクーデリア・トロロッソの相乗効果に関する責任者、としてクレジットされている。
一方、カーターは直近までルノーのコンポジットデザインの責任者として働いていた人物だ。彼はウイリアムズで副チーフデザイナー及びデザイン部門責任者となる予定だ。なおワーナーとカーターは、かつてF1に参戦していたアロウズで共に働いた経験がある。
このチーム再編により、アダム・カーターが新たにチーフエンジニアへ就任することになった。
ウイリアムズのチーム副代表であるクレア・ウイリアムズは、今回の人事について次のようにコメントしている。
「デイブとジョナサンは豊富な経験、そして知識やスキルをウイリアムズにもたらしてくれます。我々は彼らをチームに迎え入れることができ、とても嬉しく思っています」
「彼らの加入は我々の設計能力を強化します。そして彼らはチーフエンジニアのアダム・カーターや、エンジニアリングチームのシニアメンバーと緊密に連携し、次世代のマシン開発や設計を行ないます」
なお、ロウが務めていた最高技術責任者のポジションは現在も空席のままだ。しかしながら、過去にルノーでシャシー部門責任者を務めていたニック・チェスターがこのポジションに就くのではないか、と見る向きもある。
ただチームは2020年シーズンに向けた開発は順調に進んでいると語っており、プレシーズンテストへの参加が遅れるという昨年のような事態にはならないと主張している。
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