マクラーレン・レーシングのCEOザック・ブラウンは、同チームはカルロス・サインツJr.に対し、レッドブルおよびトロロッソよりも彼に適する環境を提供していると考えている。
レッドブルの若手ドライバー育成プログラム出身のサインツは、2015年にトロロッソでF1にデビュー。2017年終盤のアメリカGPからルノーに貸し出された後にレッドブル傘下から離れ、2019年にはマクラーレンに移籍した。
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サインツは2019年ブラジルGPで3位に入り、自身初、マクラーレンにとって2014年以来の表彰台を達成した。サインツはドライバーズランキングで6位となり、彼の貢献もあってマクラーレンはコンストラクターズ選手権4位を獲得した。
「カルロスは常に素晴らしい仕事をしてきた。しかし、レッドブルおよびトロロッソの時代には、1年ずつ契約を延長する形で過ごしてきたようだ」とブラウンは、1月に開催されたオートスポーツ・インターナショナルショーにおいてコメントした。
「もちろん、レッドブルは素晴らしいチームだが、ドライバーたちへの対応がきついことがある」
「カルロスは、チームが自分の後押しをしてくれていると感じられないとだめなドライバーだと、私は思う。『次のレースで最後になるかもしれない』と不安になってはだめなのだ。だが、(レッドブルとトロロッソでは)少しそういう環境が作られるときがある」
サインツのチームメイトのランド・ノリスについては、彼の起用にリスクがあることは分かっていたが、すぐにその不安は解消されたとブラウンは言う。
「リスクはあった。ランドは史上最年少のイギリス人F1ドライバーだったのだ」とブラウン。
「だが、(2018年F1ベルギーGPで)初めてFP1で走った彼を見て、『大丈夫、準備はできている』と思った」
「彼はフォーミュラ・ルノーのグリッドに並んでいた時と同じぐらいリラックスしていた。そしてすぐに速さを発揮した」
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