2020年のWRC(世界ラリー選手権)開幕戦のラリー・モンテカルロ最終日が行なわれ、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)が優勝した。
全16のSS(スペシャルステージ)で構成されるラリー・モンテカルロ。最終日はSS13~SS16が行なわれた。SS12を終了した時点では、エルフィン・エバンス、セバスチャン・オジェのトヨタ勢がワンツー体制を築き、ヌービルが僅差でそれを追いかけるという展開だった。
【動画】オット・タナク、大クラッシュ! ラリー・モンテカルロで激しく宙を舞う
そして最終日を迎え、トヨタ優勢の流れは一変する。午前中に行なわれたSS13、SS14では共にヌービルがトヨタ勢のタイムを上回り、首位に浮上した。
一方のトヨタ勢はオジェがSS13、エバンスがSS15でタイムが伸びず。その結果、SS15を終えた時点で首位ヌービルがエバンスに11.1秒、オジェに12.6秒の差をつけ、最終パワーステージに向かうこととなった。
パワーステージでは、エバンスが9分42秒2というタイムを記録すると、ヌービルとオジェは共に9分39秒0と、コンマ1秒単位まで同じタイムをマークした。結果的にステージ優勝はヌービルのものとなり、この瞬間、オジェのラリー・モンテカルロ連覇は6でストップ。ヌービルが嬉しい同ラリー初制覇を果たし、ヒュンダイ陣営は歓喜に包まれた。
オジェはパワーステージでエバンスを3秒2上回ったことで、総合2位を手にした。3位はエバンスで、トヨタは2台を表彰台に送り込んだ。
トラブルが多発したMスポーツ勢の中で孤軍奮闘したエサペッカ・ラッピは4位。このラリーがトヨタ・ヤリスWRCでのデビュー戦となったカッレ・ロバンペラが5位に続いた。
3日目を終えた段階で4番手につけていたセバスチャン・ローブ(ヒュンダイ)だが、最終日のSS14でコースを外れマシンがスタックしてしまった。幸い観客によってコースに押し戻されたものの、20秒以上をロスして5番手に。その後のステージでもペースが上がらず、最終的に6位でラリーを終えた。
4台目のトヨタ・ヤリスWRCを駆る勝田貴元は7位でフィニッシュ。優勝したヌービルとは11分27秒差、6位ローブとは6分23秒差だった。
なお、SS4で大クラッシュを喫しリタイアとなった前年王者のオット・タナク(ヒュンダイ)は、無念のノーポイント。連覇に向けて、厳しい船出となってしまった。
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みんなのコメント
言って見れば得意のコース。
下馬評通りと言えばそれまで。
次戦以降トヨタの巻き返しを楽しみにしてるよ。