WEC(世界耐久選手権)第4戦バーレーン8時間レースの予選が行われ、TOYOTA GAZOO Racingの2台は、重いサクセス・ハンディキャップに苦しめられ、8号車(セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ブレンドン・ハートレー組)が3番手、7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス組)が4番手と、2列目を占めるのが精一杯だった。
8号車のアタックを担当したのは中嶋とハートレー。彼らは2台の平均タイムで1分43秒497となったが、ポールポジションを獲得したレベリオン・レーシングの1号車(ブルーノ・セナ/グスタボ・メネゼス/ノーマン・ナトー組)には0.518秒の差をつけられてしまった。
■WECバーレーン予選:レベリオン1号車が2連続ポール。トヨタ勢2列目に並ぶ
「3番手グリッドというのは予想以上に良いポジションです」
中嶋はチームのプレスリリースにそうコメントを寄せ、決勝には自信が持てると語った。
「ハンディキャップを考えれば上出来で、我々はTS050 HYBRIDの性能を引き出せたと思います。今日の結果で、決勝レースへ向けての自信も持てました。もちろん、ライバルがとても速いことは分かっていますが、8時間と長いレースですし、落ち着いて最後まで全力を尽くすことが重要です」
またもうひとりアタックを担当したハートレーも、決勝では上位を争えるはずだと語る。
「自分のアタックラップにはとても満足しています。この週末の初めから、限られたハイブリッド・ブーストの最適化を行ってきました。TS050 HYBRIDから最大限のパフォーマンスを引き出すために従来とは違うことにもチャレンジし、それも上手く行っています」
「TS050 HYBRIDはとても好調ですし、ここまで接戦になったことに驚いています。良い気分で明日は上位争いができると思います」
7号車トヨタはコンウェイとロペスがアタックを担当。いずれもタイムロスがあったと悔しがった。
「1コーナーと8コーナーでタイムをロスしたため、残念な予選となってしまいました」
そう語るコンウェイだが、上位勢との差は想像以上に小さかったとも語った。
「望み通りには行きませんでしたが、ノン・ハイブリッドLMP1勢とのギャップが非常に小さい事は良いニュースです。決勝レースは8時間の長丁場ですし、決勝で良い走りができることに集中してきました」
一方でロペスは、他車の影響を受けて、タイムを若干失ったようだ。
「サクセス・ハンディキャップによって予選が難しくなることは予想していました。ただ我々はチームメイトよりハンディキャップが軽いため、本来なら我々の方が速いタイムを刻めるはずですが、後れを取ってしまいました。私自身、序盤は良かったのですが、8コーナーでLMP2車両がコースオフを喫したことによりコース上に砂が出ていたこともあり、コンマ3~4秒ほどタイムをロスし、3番手グリッド獲得のチャンスを失ってしまいました」
「とはいえ予選でのグリッドはさほど重要ではありません。上位を目指します」
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