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【MotoGP】フランチェスコ・バニャイヤ、MotoGP初年度の苦戦は“テストが良すぎた”から?

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【MotoGP】フランチェスコ・バニャイヤ、MotoGP初年度の苦戦は“テストが良すぎた”から?

 2018年にMoto2クラスでタイトルを獲得し、2019年にプラマックからMotoGPデビューを果たしたフランチェスコ・バニャイヤ。彼は2018年のシーズンインよりも前にMotoGP昇格が決まったことや、Moto2チャンピオンという実績もあり、2019年のMotoGPルーキーの中でも有望株と見られていた。

 そして、バニャイヤは開幕前のセパンテストでトップタイムを記録したダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)からわずか0.063秒差の2番手に続いたことで、彼への期待は更に高まった。

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 しかし、バニャイヤはシーズン開幕後は苦戦してしまい、ランキング15位でMotoGP1年目を終えた。また同じくルーキーのファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)が目を見張るパフォーマンスを示したことで、彼の影は薄くなってしまった。

 こうしたデビューシーズンを振り返って、バニャイヤは「今年の大きな問題は、マレーシアのテストを2番手で終えたことだった」と話した。

「あのテストの後、僕は常にトップ集団にいることや、競争力を発揮することがより簡単にできると思ってしまった。でもカタールテストで苦戦して現実に引き戻されて、シーズン全体もとても難しかった……終盤の数戦はまあまあではあったけどね」

 彼曰く、MotoGPで使用されるミシュランタイヤへの適応が苦戦した要因の一つだという。彼が過去に戦ってきたCEV Moto3や世界選手権の下位クラスではダンロップタイヤが使用されていたのだ。

「僕は2011年から2018年までダンロップタイヤでレースをしてきた。Moto3とMoto2かを問わず、フロントタイヤのフィーリングはだいたい同じだった」

「MotoGPのミシュランタイヤはダンロップタイヤとは違う。それを理解するのに手こずってしまった。僕に必要かつ重要なステップは、フロントタイヤをより理解すること、そしてミスを少なくすることだったんだ」

 最終的にバニャイヤは一貫した走りを見せることはできなかったが、それでもハイライトとなるレースがふたつあった。オーストリアGPでの7位フィニッシュと、表彰台までわずか0.05秒の4位だったオーストラリアGPだ。

「オーストラリアでは良いレースができた。僕にはああいったレース、つまりトップグループで表彰台を争うことが必要だったんだ。このレースは僕のメンタル、そしてチームにとっても非常にポジティブな事だった」

 なおバニャイヤは最終戦バレンシアGPで転倒を喫し、負傷してしまった。そのため、彼はシーズン終了後にバレンシアとヘレスで行なわれたテストを欠席。来年2月に予定されているセパンテストから復帰する予定となっている。

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