TOYOTA Gazoo Racing WRTのドライバーとして2019年シーズンのWRC(世界ラリー選手権)のドライバーズチャンピオンに輝いたオット・タナク。2020年からの2年契約でヒュンダイに移籍した彼は、12月5日(木)に早速フランス・アルプスでi20クーペ WRCをテストした。
2019年のマニュファクチャラーズタイトルを手にしたヒュンダイで、ティエリー・ヌービル、セバスチャン・ローブ、ダニ・ソルドと共に戦うことになるタナクは、2020年も再びチャンピオン争いを繰り広げることができると確信している。
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「もちろんヒュンダイは(2019年に)マニュファクチャラーズチャンピオンを手にしたわけだから、2020年も良い位置で戦えることに疑いの余地はない」とタナクはFIA表彰式で語った。
「チームを変えるという決断は決して簡単ではなかった。落ち着くまでには時間がかかるけど、チャンピオンシップを戦うのに必要なものを全て手に入れることができるだろう。来年の目標は間違いなくそれ(チャンピオン)を争うことだ」
またタナクは、ヒュンダイのマシンを快適に走らせることができたかについても「ああ、できたよ!」と肯定した。
トヨタを離脱するという決断に至った背景についてタナクは、ヒュンダイのチーム代表であるアンドレア・アダモと波長が合うことを挙げ、ヒュンダイが将来的にタイトルを積み重ねるのに最高の場所だと感じたからだと語った。
「特にトヨタのようなマシンに乗っていると、チームを離れるという決断をするのは簡単なことではない」
「(トヨタでは)素晴らしい2年間を過ごしたし、マシンもその2年間でパフォーマンスを向上させていった。それは間違いない」
「そういった場所に留まり続けることは簡単だけど、僕はもっと前進するためのモチベーションがまだまだある。ひとつのタイトルで終わらせたくない。もっと勝ち取りたいんだ」
「1年を通してアンドレア・アダモと連絡を取り合った。彼は僕と同じく前進することを好む人に感じた。だから僕たちはとても良くマッチしているように思ったし、このチームはチャンピオンシップに全力を尽くすという意欲に満ちあふれているんだ」
「そういうわけで僕は、チャンピオンシップを争うために入るべきチームはここ(ヒュンダイ)だと感じたんだ」
そう語ったタナクだが、彼は残留交渉が決裂したトヨタに対して不信感があったわけではないと付け加えた。
「長い間交渉をしたけど、なかなか進展がなかったんだ」
「それに関してお互いに悪く思ったり、不信感を持つことはなかったと思うし、来年はライバルとして競い合うというだけだ」
なおトヨタは、セバスチャン・オジェ、エルフィン・エバンス、カレ・ロヴァンペラの布陣で2020年シーズンを戦うことを既に発表している。
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