現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > ピエトロ・フィッティパルディ、F1昇格を見据え2020年はハースでの金曜フリー走行参加を望む

ここから本文です

ピエトロ・フィッティパルディ、F1昇格を見据え2020年はハースでの金曜フリー走行参加を望む

掲載
ピエトロ・フィッティパルディ、F1昇格を見据え2020年はハースでの金曜フリー走行参加を望む

 ハースF1チームでテストドライバーを務めるピエトロ・フィッティパルディは、2020年シーズンにチームでより大きな役目を担いたいと考えているが、そこにはいくつかの障壁がある。

 23歳のフィッティパルディは昨年から今シーズンにかけてハースのテスト兼開発ドライバーを務めており、当然のことながら次はフルタイムのF1ドライバーへの昇格を果たしたいとの強い意欲を持っている。

【F1アブダビテスト総合結果】2019年タイヤのボッタス/メルセデスが最速。ホンダF1勢トップはガスリー

 しかし、ハースのチーム代表であるギュンター・シュタイナーは昨年夏時点で、新人ドライバーをフルタイムのシートに座らせることに消極的な姿勢を示している。経験不足が明らかな妨げになるというのが、その理由だ。

 フィッティパルディは2019年シーズンを通して複数のテスト走行をこなし、有用な知見を積み重ねてきた。しかし現在スーパーライセンスを保有していないことと、2020年にチームがロバート・クビサとリザーブドライバー契約を結ぶ可能性があることから、才能ある若手にとっての選択肢は限られてくるかもしれない。

 フィッティパルディは『Motorsport-Magazin.com』の取材に対して、「もし僕がハースで走り続けるのだとしたら、より大きな役割を担わせてほしいと思っている」と語った。

「今後はインシーズンテストがなくなるから、フリー走行に参加することが重要になってくるんだ」

 実際に、2020年シーズンからは金曜プラクティスを走ったドライバーにFIAからスーパーライセンスポイントが付与されることが決まっている。

 しかし、ハースは現在クビサとリザーブ兼テストドライバー契約を結ぶための交渉も行っている。クビサの加入が決まった場合は、彼の個人スポンサーであるPKNオーレンからの高額な財政支援も期待できる。

「僕らは、チームの方で物事がどう動くのかを見守っているところだ」とフィッティパルディ。

「すべてのうわさ話を知っているわけでもないし、向こうで何が進んでいるのかも分からない。それでも僕はチームに関わり続けたいし、絶対にそうなれると信じている」

 元F1世界王者エマーソン・フィッティパルディの孫であるピエトロ・フィッティパルディは、F1テストドライバーの任務を続けながらDTMドイツ・ツーリングカー選手権に参戦するという、今年と同じパターンの活動を続けることも検討しているが、さらに別の選択肢を採る可能性もある。

「DTMもひとつの可能性だけれど、スーパーフォーミュラのような別の選択肢についても考えている」

「僕の目標は今もF1だから、またフォーミュラカーでレースをしたいんだ。それが僕の夢だし、その実現のためにはすべてを捧げるつもりだ」

関連タグ

こんな記事も読まれています

Barkbusters の「ハンドルガードキット」にスクランブラー400X用が登場!
Barkbusters の「ハンドルガードキット」にスクランブラー400X用が登場!
バイクブロス
小さな差が運命を分ける! メルセデスのラッセル、F1中国GPでも熾烈な上位争いを予想「ポテンシャルはまだまだある」
小さな差が運命を分ける! メルセデスのラッセル、F1中国GPでも熾烈な上位争いを予想「ポテンシャルはまだまだある」
motorsport.com 日本版
中原街道の名物クランク解消へ… 新道建設の進捗は 東横線側は一部で拡幅済み
中原街道の名物クランク解消へ… 新道建設の進捗は 東横線側は一部で拡幅済み
乗りものニュース
ニュルに挑んだ下半身不随のウィケンスがコース外転落の大事故。救出時には事前の訓練も活きる
ニュルに挑んだ下半身不随のウィケンスがコース外転落の大事故。救出時には事前の訓練も活きる
AUTOSPORT web
トヨタ新型「アクア」発表! まさに「小さな高級車」な“上質内装”採用! 斬新2トーンの「新ラフィネ」に販売店でも反響アリ
トヨタ新型「アクア」発表! まさに「小さな高級車」な“上質内装”採用! 斬新2トーンの「新ラフィネ」に販売店でも反響アリ
くるまのニュース
お手軽だけど重要! F1中国GPでメルセデスやRB、ウイリアムズがコックピット周辺をミニ・アップデート
お手軽だけど重要! F1中国GPでメルセデスやRB、ウイリアムズがコックピット周辺をミニ・アップデート
motorsport.com 日本版
アルテッツァって名車? それとも迷車? トヨタ渾身の力作ミッドサイズセダンはなぜ1代で消えてしまった?
アルテッツァって名車? それとも迷車? トヨタ渾身の力作ミッドサイズセダンはなぜ1代で消えてしまった?
ベストカーWeb
E30「M3スポエボ」が4000万円オーバー! BMWファンならずとも注目するホモロゲモデルは価格上昇中です
E30「M3スポエボ」が4000万円オーバー! BMWファンならずとも注目するホモロゲモデルは価格上昇中です
Auto Messe Web
ミツオカ ビュート ストーリー【1分で読める国産車解説/2024年最新版】
ミツオカ ビュート ストーリー【1分で読める国産車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
乗らなくなったバイクの約1割「そのままにしている」という現実/株式会社 NEXER が調査結果を公表
乗らなくなったバイクの約1割「そのままにしている」という現実/株式会社 NEXER が調査結果を公表
バイクブロス
メルセデスF1、2023年度の収益は増加するも利益が減少。増加した支出の大部分は2024年型マシンの開発資産に
メルセデスF1、2023年度の収益は増加するも利益が減少。増加した支出の大部分は2024年型マシンの開発資産に
AUTOSPORT web
“ネットゼロ”を目指すF1が持続可能性への取り組みをまとめたレポートを発表。二酸化炭素の排出量を5年で13%削減
“ネットゼロ”を目指すF1が持続可能性への取り組みをまとめたレポートを発表。二酸化炭素の排出量を5年で13%削減
AUTOSPORT web
アロンソには“敏感”なストロールが相棒に必要?「僕はいつも90%で走れるけど、100%を引き出すには助けがないと……」
アロンソには“敏感”なストロールが相棒に必要?「僕はいつも90%で走れるけど、100%を引き出すには助けがないと……」
motorsport.com 日本版
マツダ新型「“3列”SUV」世界初公開へ! 全長5mの「FRマシン」は日本導入へ! 直6採用? 価格は340万円? 新型「CX-80」どんなモデルとなるのか
マツダ新型「“3列”SUV」世界初公開へ! 全長5mの「FRマシン」は日本導入へ! 直6採用? 価格は340万円? 新型「CX-80」どんなモデルとなるのか
くるまのニュース
アウディ Q8、e-tron史上最長の一充電航続距離619kmを実現…オプションパッケージ発売
アウディ Q8、e-tron史上最長の一充電航続距離619kmを実現…オプションパッケージ発売
レスポンス
CAMSHOP.JP からスズキ「HAYABUSA」Tシャツが発売!
CAMSHOP.JP からスズキ「HAYABUSA」Tシャツが発売!
バイクブロス
マツダが新型クロスオーバーSUV「 CX-80」を欧州で世界初公開
マツダが新型クロスオーバーSUV「 CX-80」を欧州で世界初公開
Webモーターマガジン
ホンダ「オデッセイSUV」あった!? 車高アップ×タフデザインが超カッコイイ! 上質内装も採用した「オデッセイ “クロス”」とは
ホンダ「オデッセイSUV」あった!? 車高アップ×タフデザインが超カッコイイ! 上質内装も採用した「オデッセイ “クロス”」とは
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村