予定していた最初で最後のピットストップを終えて、いよいよこれから、トップを走るルイス・ハミルトン(メルセデス)との一騎打ちが始まろうとしていたレース中盤、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の悲痛な叫び声が無線を通して流れてきた。
「どうなっている? ひどいサイドブレーキがかかったような症状に見舞われている。ピットストップの後、何かがおかしい」
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これを聞いたレースエンジニアは「いま調べている。とにかく、落ち着いて、レースに集中してほしい」と答えるしかなかった。
何が起きていたのか。レース後、フェルスタッペンは次のように説明した。
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