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MotoGPバレンシアテスト初日:新型バイクが多数投入。アレックス・マルケスは初の転倒でほろ苦いスタート

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MotoGPバレンシアテスト初日:新型バイクが多数投入。アレックス・マルケスは初の転倒でほろ苦いスタート

 2019年のMotoGP最終戦バレンシアGPが終了してからわずか2日。バレンシアのリカルド・トルモ・サーキットでは2020年シーズンに向けた最初のテストが始まった。

 現地時間午前10時から17時までの長丁場のセッションでは、ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)が1分30秒163を記録し、トップタイムとした。

■ホンダ、アレックス起用は「Moto2タイトルありき」“マルケス”の名字は関係無し

 ホルヘ・ロレンソの後任、そして兄のチームメイトとしてMotoGPに昇格することが決まったアレックス・マルケス(レプソル・ホンダ)は、カル・クラッチロー(LCRホンダ)の2019年型のバイクでテストに参加した。なおアレックスがMotoGPマシンに乗るのはこれが初めてではなく、2014年にMoto3タイトルを獲得した後、“ご褒美”としてテストでRC213Vを駆っている。

 ただアレックスは、走行から20分ほどでMotoGPで初のクラッシュ。バイクにダメージを負ってしまい、セッション中盤は走行が出来なかった。ただ後に修復されたマシンで走行を再開し、トップから2.7秒差の23番手で初日を終えた。

 アレックスの兄であり、来季のチームメイトになるマルク・マルケスは、当初は2019年型マシンで走行を行った。

 ホンダのテストライダーであるステファン・ブラドルが2020年型のプロトタイプを走行させたが、テスト中盤にターン10で転倒を喫してしまった。

 ホンダの受難は続き、マルクも1台しかない2020年型のバイクに乗って出走すると、ターン13でハイサイドを喫し大きくクラッシュ。赤旗が掲示され、マシンも大きくダメージを負ってしまった。その後のセッションでマルクは、2019年型で走行を行った。

 ヤマハは今回のテストに新型シャシー及びエンジンを搭載した2020年型のプロトタイプを持ち込んだ。同マシンはエアインテークの形状なども変更されているようだ。

 マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)はその2020年型のバイクで一時はトップタイムを記録。最終的にトップタイムのクアルタラロから0.164秒差の2番手でテストを終えた。

 そのクアルタラロは2019年型のバイクでテストに参加していたが、わずかにエアロパーツの形状が異なるパッケージで走行。トップタイムを記録したが、ターン10で転倒を喫し、この日3回目の赤旗の原因となった。

 ドゥカティはこのテストに新型シャシーを持ち込み。アンドレア・ドヴィツィオーゾが1日を通してその他の2020年型のパーツも交えて評価を行っていた。

 なお、チームメイトのダニーロ・ペトルッチは肩に負った負傷のためわずか10周でテストを切り上げている。

 スズキも新型シャシーとエンジンをこのテストへ投入。第16戦日本GPでテストライダーのシルバン・ギュントーリがテストしていたモノだ。アレックス・リンス、ジョアン・ミルともにこの新型をテストしている。

 KTMは大きく設計を変えたシャシーを持ち込んだ。従来の円形の鋼管フレームをより角型に近づけたスタイルの物だ。

 KTM勢にはブラッド・ビンダー(KTM)、イケル・レクオナ(テック3・KTM)の2名の新人が加入。レクオナはアレックスやビンダーよりも上位の13番手でテスト初日を終えた。

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