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マクラーレンF1が2014年以来の表彰台獲得も、ノリスは自身の苦戦に複雑な思い

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マクラーレンF1が2014年以来の表彰台獲得も、ノリスは自身の苦戦に複雑な思い

 ランド・ノリスは日曜日にブラジルを離れる際に複雑な感情を抱いていた。彼はマクラーレンF1チームとカルロス・サインツJr.の表彰台フィニッシュについては喜んでいたが、ハードタイヤで挑んだ自身の中盤のスティントではスピードが出ず、パフォーマンスが台無しになったとして不満を抱いているのだ。

 サインツJr.はソフトからミディアムタイヤに変更するツーストップのタイヤ戦略を採り、グリッド最後尾から猛烈な追い上げを見せて4位でフィニッシュした。レース後、ルイス・ハミルトンがペナルティを受け降格されたため、サインツは3位に繰り上がった。これはサインツ自身にとってはF1初、マクラーレンにとっては2014年オーストラリアGP以来となる表彰台であり、ブラジルGPの大きな話題のひとつとなった。

サインツが初の表彰台「表彰式に出られなかったのは変な感じだけど最高の気分!」:マクラーレン F1ブラジルGP

 ノリスも、サインツJr.と同様のプランを採用していれば、すぐ後ろでフィニッシュできていた可能性がある。

 ノリスはオープニングスティントで勢いをつけて中団グループのただ中で戦い、順位を上げてトップ10内にやすやすと入った。しかし27周目でのハードコンパウンドへの変更は、ノリスを後退させることになってしまった。突如として彼は、いいペースを発揮できなくなってしまったのだ。

「チームとしては目標としていた多くのポイントを獲得できたし、特にカルロスはグリッド最後尾から4位まで上がるという、とても素晴らしい仕事をした」とノリスは語った。

「良いレースだったし、とても好調な場面もあった。ただ、ネガティブな面もあった。一番ネガティブだったのは、ハードタイヤでの中盤のスティントだ。僕はほとんどペースを出すことができなかった」

 今シーズン、マクラーレンMCL34は、ピレリの最もハード寄りのC1コンパウンドに苦戦することが多く、インテルラゴスも例外ではなかった。

「あのタイヤをまったく機能させることができていなかったように思う。厳しいスティントだった。ペースが少しも出なかったからね」とノリスは付け加えた。

「このことは調査をする必要がある。ピットでハードタイヤに履き替えるたびに、これが最も困難なタイヤになってしまう。一部のサーキットでは機能するけれどね」

 ノリスがミディアムタイヤに履き替えた後に導入された2度目のセーフティカーは、彼に有利に働いたようだ。

「それからは運が良かった。セーフティカーのおかげで、ミディアムに交換するためにまたピットストップした後に順位を上げることができた」

「カルロスは表彰台を獲得し、2台のマシンがともにポイント圏内に入った。今週末カルロスと僕のために懸命に仕事をしてくれた、コースとファクトリーのスタッフ全員が大きく報われたことになったね」

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