トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1第20戦ブラジルGPの予選で7番手を獲得。シャルル・ルクレール(フェラーリ)がグリッド降格ペナルティを受けるため、ガスリーは6番グリッドから決勝に臨む。
「スーパーハッピーだ。すごく満足だよ。僕たちのような中団チームにとって、それ(7番手)はポールポジションのようなものだ。今回のトラックは本当に僅差だったから、トロロッソでの今季最高の予選結果を残せて素晴らしい気分だ」
ガスリーは、そう予選を振り返った。チームメイトのダニール・クビアトが0.032秒差でQ2進出を逃すなど、中団チームはコンマ1秒を争う僅差の争いだったこともあり、中団勢トップに立てるとは予想していなかったという。
「このポジションは予想していなかった。僕たちに競争力があることは分かっていたけど、ダニーに起きたようなことがあってQ1で敗退するかもしれなかったし、Q3に進出できるかもしれなかった」
「昨日(金曜日)の時点では、7番手から15番手までが0.3秒差だったと思う。そして予選では通常、他の人たちもエンジンの出力を上げて、パフォーマンスを上げてくる。おそらくそれもあって、より良い気分なんだ」
「昨日の時点でもかなり速かったけど、もっとパフォーマンスを出そうとクルマを少し変えたんだ。今日のクルマは本当に必要としていたパフォーマンスを発揮したから、チームの仕事に本当に満足している」
「そして、シャルルのペナルティで決勝は6番手からのスタートだ。トロロッソでは2番目に良いスタートポジションだ」
とはいえ、トロロッソの2台はFP2で共にトラブルに見舞われ、ロングランがほとんどできていない。ガスリーは、決勝に目隠し状態で臨むようなものだと表現した。
「僕たちはロングランのデータがほとんどないんだ。僕は昨日4周のランしかしてないし、ダニーも問題を抱えていたので、レースに向けては基本的に目隠し状態で臨むことになる」
「6番グリッドからスタートするのは素晴らしいことだけど、決勝でポイントを獲得することが最も重要だ。レースに向けて良いポジションにいるけど、仕事をやり遂げるのが大切だ」
トロロッソは現在、コンストラクターズランキング7番手。レーシングポイントを1ポイント差で追っている。逆転に向けて今季最後の2レースは重要となってくるが、アプローチを変えるのかと訊かれると、ガスリーは次のように答えた。
「それぞれのレースに同じアプローチで挑む必要がある。クラッシュはしたくないし、簡単にポジションを譲りたくない。それは常に微妙なバランスなんだ」
「チーム内には、6番手に戻ることに対してかなりのプレッシャーがある。来年の賞金に関係してくるからね。予選ポジションは素晴らしいけど、今はポイントを獲得する必要がある」
今回の予選では、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得した。ライバルたちは、その直線スピードに驚くコメントを出しているが、ガスリーはうまくパッケージをまとめられていることがその原因だと話した。
「GPSデータの比較は見ていないんだ。ホンダは本当に一生懸命努力しているし、彼らの努力は報われるはずだ。高度が高かったメキシコでは、他の人たちが僕たちよりも多くパフォーマンスを失っていた」
「おそらく僕たちは、そういったコンディションで他の人たちよりも少しうまくパッケージをまとめることができているんだ。結局のところ、フェラーリが直線スピードで他の全てのライバルたちよりもアドバンテージを持っていると思うけどね」
レッドブルに所属していたシーズン前半は苦戦が続き、夏休み以降はトロロッソに出戻る形となったガスリー。ところが、その後は以前の速さを取り戻している。
その原因について、ガスリーは「多くの要素があるけど、僕たちはクルマからポテンシャルを引き出せている。シーズン序盤はそうじゃなくて一貫性がなかった」と説明した。
「今は毎週末、クルマのポテンシャルを最大近くまで引き出せていると思う。それにエンジニアが僕が望むように走れるように、必要なツールを全て与えてくれるんだ。もちろん、違いを生む要素はたくさんあってひとつだけじゃないんだ」
「結局のところ、レッドブルのクルマはパフォーマンスを制限する最大の原因ではなかった。でも間違いなく、シーズン序盤は何らかの理由でクルマのポテンシャルは引き出せていなかった。今はそれができていて、結果にそれが表れているんだ」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
トヨタ、ランドクルーザー新型“250”シリーズの特別仕様車“First Edition”を限定8000台発売
ふたりの偉業達成に、影薄まるドゥカティ勢。ドルナ買収による今後とレースの健全性/MotoGPの御意見番に聞くアメリカズGP
5年ぶり開催のF1中国GP、路面は再舗装ではなくペイントしただけ? 複数のドライバーが不安視。サインツJr.「特殊な状況で処理されているみたい」
ランス・ストロールがトップ。ピアストリ、フェルスタッペン続く。角田裕毅は12番手|F1中国FP1速報
「ここまで苦しんだことはなかった……」角田裕毅、19番手に終わったF1中国GPスプリント予選の苦戦に困惑
R34GT-Rはタービン交換に40万円!? 中古で激安の過走行車購入はアリなの? 10年/10万kmのメンテ費用はいくらかかるのか
渋滞へトラックが「ノーブレーキ突入」衝撃の映像!? NEXCO緊急の注意喚起が話題に「運転の上手い人はこんなことしません!」
新車もセルフレジ的な販売にするしかない? トヨタのディーラー従業員に「一律1万円支給」に見る新車販売現場の深刻な現状
プリウスもない! クラウンセダンにもない! 最近フォグランプのあるクルマ減ってない?
スズキ「新型スイフト“セダン”」!? 精悍顔「コンパクトセダン」は意外と現実的! 次期型「ディザイア」なCGがスゴイ
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?