昨年限りでレッドブルを離れ、今季からルノーに加わったダニエル・リカルド。レッドブルはトップチームの一角だったが、ルノーはまだ中団チーム。そのため、特にレース1周目は混雑した隊列の中で戦わねばならない。当然接触の危険性も増大する。
実際、レッドブル時代のリカルドは、100戦中2/3のレースをトップ6グリッドからスタートした。しかし今季トップ6のグリッドからスタートしたのはわずか3回だけである。
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リカルドはこの状況に対処するため、今年多くのことを学んだという。
「すごくタイトな戦いを強いられるし、時にはイライラすることもある」
リカルドはそう語った。
「0.1秒失ってしまえば、グリッドが3つも4つも後方に下がってしまうこともあるからね。逆に0.1秒縮めることができれば、3つも4つも前に行けることもある」
「それは本当の意味での戦いのように感じるよ。多くの場合、ベスト・オブ・ザ・レストを獲得すれば、その週末に何かを獲得した……そんな感じになる。それは良いことだったし、楽しかったよ。でも良くない唯一のことは、1周目のインシデントに巻き込まれる可能性が高いということだ」
「コントロールできないと言うつもりはない。でも、僕はここ数年よりも頻繁に、そういった立場に置かれているんだ。その一方でそのことはまた、1周目のレースの仕方を改善することにも繋がった」
「僕のレースの組み立て方やレース中のオーバーテイクについては、それほど悪くないと思う。でも今のように中団からスタートした場合、1周目のターン1に向けて最善の決断を下せなかったこともある。後に『もっとうまくできたかもしれない』と思うんだ」
「だから僕は今、中団グループで戦うことを学んでいる。それは良いことだ。永遠にここにいたいとは思わないけど、ここ数年の間に経験することがなかった新しいスキルを学んでいるんだ」
リカルドは今や、勝利や表彰台を目指して戦ってはいないというが、今あるクルマで最高の仕事ができたと満足しているようだ。彼は今季4回にわたって、トップ3チームを除いた最高位、つまり”ベスト・オブ・ザ・レスト”を獲得している。特にモンツァでの4位は、今季のルノーの最高位だ。
「それは週末の結果次第だ。最高の結果を手に入れることができれば、僕はいつも、満足感で満ちあふれた状態でサーキットを離れることができる」
「嘘なんて言っていないよ。もちろん、トロフィーやシャンパンのボトルを持ち帰ることができれば、その満足感を高めることができるけどね。でも実際には、自分のドライビングに完全には満足できないにも関わらず、表彰台を手にしたこともあった」
「表彰台だけが全てじゃない。確かに最善の仕事をして、家に何かを持ち帰ることができたのたら、その方が良いけどね」
「求めることができる最高の順位は、それほど高いモノじゃない。モンツァで4位に入れたことは、大きな成果だった。でも、僕はまだ表彰台には立てていないんだ」
「個人的な達成感に関して言えば、できる限り全てのことをやり切ってレースを離れるのであれば、僕が必要とする全てのことを満たしたと言えるだろう」
「自分にできる全てを手にできたか、それは自分自身で分かっていると思う。今の所、僕は僕がいるポジションで十分だ」
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