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スポーツ 2019.11.10

ダカールラリー挑戦のアロンソが見せる優れた適応力。一方で”勇敢さ”が欠点にも?

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 2020年のダカールラリー参戦に向け、トヨタのハイラックスでクロスカントリーラリーの経験を積んでいるフェルナンド・アロンソ。彼の適応力に、TOYOTA GAZOO Racing 南アフリカ(TGRSA)のグリン・ホール代表も驚いたと認めたが、同時にそのスタイルが弱点になるかもしれないと指摘した。

 トヨタは10月にダカールラリーの参戦体制を発表。ナッサー・アル-アティヤやジニエル・ド・ヴィリエール、ベルンハルト・テン・ブリンクといったドライバーに加え、アロンソがダカールラリーに参戦することが正式に発表された。

    ■アロンソの”挑戦”は続く。トヨタから2020年ダカールラリー参戦が正式決定

 アロンソは8月から本格的な参戦準備を開始。9月には南アフリカで『リヒテンバーグ400』に参戦して初実戦を経験し、10月初旬にはダカールラリー前哨戦として知られるモロッコラリーに出走した。

 ホールは、アロンソが初めてトヨタ・ハイラックスをナミビアでテストして以降の進歩について、印象的だったと一部のメディアに語った。

「我々が予想しているよりもうまく計画が進んでいる。しかし、ドライバーがそれまでとは全く異なるカテゴリーに挑む際、その方法を説明するようなマニュアルはないんだ」

「我々は(母国南アフリカで)4度のツーリングカー王者だったジニエル以外にそういったケースの経験はないが、彼は最初のダカール(2003年、日産から参戦)で5位だったので、それが可能なことだと分かっている」

「フェルナンドはグラベルでのドライブ経験がゼロだった。我々は彼を(ダカールラリーで)遭遇するあらゆるタイプの地形で走らせた。さらに、一度のテストでの走行時間は最大4日までに制限した。なぜなら、それ以上は多すぎるかもしれないからだ」

「彼はクルマのタフさに非常に感銘を受けていた。ナミビアで多くのことを吸収し、その3日間の学習曲線は計り知れないものだった」

 一方、アロンソが持つ”恐れを知らぬ大胆さ”が、特に予測不可能な障害物があるようなエリアを走っている際に問題を引き起こす可能性があると、ホールは認めた。

「最も良かったのは、彼にとって初のイベント(リヒテンバーグ400)に参戦した際、非常に不運だったにも関わらず、彼のモチベーションが高いままだということだ。不運もこのカテゴリーの一部だからね」

「私から見て、最大の問題はフェルナンドに恐れがないということだ。彼のスピードは問題ないし、非常に勇敢だ。しかしそれは、別のリスク要因となりうる」

「イベント序盤の60kmで、彼は優勝できるほどの速さを持っていた。だからスピードは彼の問題ではない。問題なのは彼の経験不足であり、1日を通したペース配分を評価する方法を知らないということなんだ」

 アロンソのコドライバーは、スペイン人のマルク・コマだ。コマは2輪部門で5度ダカールラリーを制している。

 ホールは、他にも経験豊富なコドライバーを起用することは可能だったと認めたが、砂丘において地形を読む能力が高いこと、そしてスペイン語でアロンソとコミュニケーションできることが、重要な要因だったと付け加えた。

「マルクと組むというのは、完璧な選択だった。クルマに乗るという点ではふたりが一緒に成長できるんだ」

「マルクは多くの経験を持っているので、全てを知っているし、特に砂丘で地形を感じる能力が高い」

「組み合わせとしては素晴らしいが、イベントにおけるマシンのペースに関しては、マルクもフェルナンドと同時に学んでいくことになる。おそらく、それが我々の最大の挑戦だ」

「もちろん、他にもジャン-ポール・コットレ(ステファン・ペテランセルの元コドライバー)など選択肢はあったが、コックピット内でのスペイン人同士の繋がりは非常に強いと思う」

「地形を読む能力は、ステファンが持っていたため、ジャン-ポールが持っていないものかもしれない。フェルナンドとマルクのバランスは良いと考えている」

 ダカールラリーは2020年から、サウジアラビアで開催される。アロンソは本番で遭遇する地形に慣れるために、11月6日(水)~9日(土)に開催されるサウジアラビア砂漠ラリー選手権の1戦、アル・ウラ・ネオムラリーに参加。馴染みのない路面とナビゲーションの難しいコンディション、パンクを乗り越え、地元のラリーレイドスペシャリストとの戦いを3位で終えた。

 アロンソは、トヨタのプレスリリースに「私にとって、ラリーレイド初の表彰台獲得を果たすことができて、とても嬉しいです。サウジアラビアでのこの4日間は素晴らしい経験でした」とコメントしている。

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(motorsport.com 日本版 Jamie Klein)

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