モビリティランドは11月7日、三重県・鈴鹿サーキットで11月16~17日に開催される『SUZUKA Sound of ENGINE 2019』で下半身不随の元GPライダー、ウエイン・レイニーの走行イベントを開催すると発表した。
SUZUKA Sound of ENGINEは、開場から50年以上の歴史を持つ鈴鹿サーキットが、モータースポーツの歴史的価値を絶やすことなく維持し続けるために2015年から実施しているヒストリックイベントで、2019年で開催5回目を迎える。
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そんなイベントで、下半身不随のレイニーが1993年以来26年ぶりに鈴鹿を走ることが決定した。走行するバイクは発表されていないが、モト・アメリカ(過去名、AMAスーパーバイク)の公式ツイッターではレイニーがヤマハYZF-R1に乗っていると思われるショートムービーが挙げられているため、YZF-R1で鈴鹿を走る可能性が高そうだ。
レイニーは1983年にAMAスーパーバイクでチャンピオンを獲得すると、1984年にケニー・ロバーツのチームからの誘いで世界グランプリ250ccクラスにデビュー。しかし、デビューイヤーでは思ったような成績を残すことができず、翌年はAMAに復帰する。
1987年にAMAで2度目のチャンピオンを獲得すると、1988年からは再びロバーツのチームに入って、ヤマハのマシンを駆り、世界グランプリの500ccクラスにフル参戦。1990年にチャンピオンを獲得した。
1991年、1992年もチャンピオンに輝き、500ccクラス3連覇を達成し、1993年も4連覇が確実視されていたが、第12戦イタリアGP決勝レース中の転倒により頚椎損傷。これにより下半身不随となり、選手生活にピリオドを打った。
レイニーの走行イベントは『WGP US Legends - Wayne is Back -』と題して11月16日と17日の両日開催される。なお、11月17日にはレイニーと同じく下半身不随の元GPライダー青木拓磨もゲストとして登場し、一緒に鈴鹿サーキットを走行する予定となっている。
【WGP US Legends - Wayne is Back -】
・日時
11月16日(土)15:25~15:50
11月17日(日)14:35~15:00
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